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砂場にて 子ども無視して 本気遊び

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春が来て外で遊びやすい気候となってから何度か公園の砂場で遊んでいます。自分が子供の頃を思い出してダムを作って水を流したり、山を作ってトンネルを掘ったりします。もちろん1人でやっているわけではなくて我が子のためにやっているのですが、結構な割合でよその子が寄ってきていつの間にか子どもたちが夢中になり、バトンタッチして自分はスマホをいじり始めるという流れになります。

DSやスマホのゲームは確かにおもしろいんですが、砂場にバケツで水を流すだけの遊びも善戦していますね。DSやスマホで遊び始めてしまった子どもたちを引き剥がすほどの力は砂場にはないんですが、それでもやることがなくて他人がゲームしているところを見るだけの子は半分以上は砂場に引き寄せられる感じがします。(もちろん低学年くらいまでです。高学年になるとあまりドロドロになるのもかっこ悪いですしね)

私自身は小学生の頃からゲームボーイがあった世代ですのでゲームに対する拒否感はありません。ただゲームありきで遊び方を覚えてしまったのか砂遊びがあまり上手でない子どもと一緒に遊ぶことがたまにあり、色々と教えてあげたい気持ちになって一緒にやりながらレベルアップのための手ほどきをしてあげたくなります。昔なら高学年から低学年に伝わっていたのかもしれませんが、高学年はそれなりに高度なゲームやスマホでのコミュニケーション、塾や運動部などで忙しくて伝達がままなっていないのかもしれません。

そのような環境では低学年が自分の発想だけで砂場遊びをすることになり、大人がしっかりとチュートリアルを作りこんだゲーム機と同じ土俵で戦わせたら砂場が人気なくなるのも仕方ないことでしょう。子どもにも気分や好みやその時の流行がありますので、それで砂場を選ぶかゲームを選ぶか鬼ごっこを選ぶかは子どもに任せたらいいんではないかと。

私の実感では暖かい季節に水ありルールでやる砂場遊びはゲーム機よりダイナミックでおもしろいと思いますので簡単に遊ぶためのいろいろなノウハウをまとめた本やWebサイトがあればそれなりに受けるかもしれません。といっても基本技術は山、竪穴(池)、横穴(トンネル)、堤防(川orダム)の4つくらいしか組み合わせがありませんのでcookpadのように作例集にするんでしょうかね。ちなみに先日ローマの水道橋のように砂場の水平面よりもずっと高い位置に水を流せる川を作った時は最高齢で4年生まで釣れました。6年生まで釣るのが目標です。自分の経験からすると本気のカムフラをほどこした落とし穴作りだと6年生(男子)でも余裕で釣れると思いますが後々で事件になりそうな気もしてちょっと難しいですね。

コツは子どもを完全に無視して自分が本気で遊ぶことではないかと思います。また、子どもが喜ぶのは大人が本気出して大人の技術力を遊んでいるところもそうなんですが、それでも何か失敗した時(たとえばダムが崩れた)というのはかなり真剣に頭を回転させているように感じます。そして初対面で数十分一緒に遊んでいただけの子がまじめに問題解決に付き合ってくれると嬉しいですね。子どもの言うことを聞いて、その通りにやってあげたときは失敗しても成功しても楽しいですし、なんだか友達になれたような気もします。大人なんで子供の顔も名前もすぐに忘れてしまって翌週に校帽ランドセル姿で挨拶されて誰だっけ?となるんですけど。いや子どもながらに公園の顔と学校行く顔と違うんですね。驚かされます。下の子がまだ小さいのでしばらくは砂場遊びを楽しみます。

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