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今年は自分で作ったお節料理で正月を迎えました。

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材料費がいくらだったのか振り返ってみました。なお、「量」の列は何人分できたか、ということを意味しています。

本来のメニュー 我が家のアレンジメニュー 意味 自作?

単価 4人分価格 補足
黒豆
黒豆
まめに暮らせる 自作 300 10 30 120  
酢れんこん 酢れんこん 先が見通せる 自作 200 6 33 133  
田作り 田作り 豊作祈願 自作 300 6 50 200  
紅白なます 赤かぶの甘酢漬け 紅白でめでたい 自作 150 6 25 100  
いくら いくら 子孫繁栄 自作 500 6 83 333 筋子をイクラ化
数の子 数の子 子孫繁栄 自作 500 10 50 200 ロシア産
紅白かまぼこ かまぼこ(ピンク) 紅白でめでたい 自作 100 4 25 100  
昆布巻き 豚ヒレ肉の昆布挟みロースト よろこんぶ 自作 400 4 100 400 デイリーポータルの真似
栗きんとん 焼き芋スイートポテト 金塊っぽい 自作 200 5 40 160  
里芋の含め煮 里芋の含め煮 子孫繁栄 自作 300 8 38 150  
筑前煮 筑前煮 家内安全 自作 500 6 83 333  
伊達巻 伊達巻 学問向上 既製品 100 2 50 200 ローソンストア100
あわび 煮貝 熨斗鮑でめでたい 既製品 2000 4 500 2000 もらいもの(金額は予想)
海老 甘エビ 長寿 既製品 1200 4 300 1200 「ますよね」楽天市場店
              5630  

 

と、4人分に換算して6000円以内で収まりました。年末に高騰することが確実で、かつ長持ちする根菜類、カマボコや数の子等をクリスマス前に買い集め始めたことがよかったかもしれません。あわびとエビを抜いたら3000円ちょっとです。(gigazineのおせちに負けてしまいましたが)4人で1万円をひとつの目安とすると残りの7000円分で蟹やローストビーフ、ほたての貝柱等のゴージャスな食材を揃えれば市販品にも太刀打ちできそうです。人件費や衛生管理費が入っていないので当然ですが。

ちなみに上記の「量」の列のとおり予想より多量にできてしまい、保育園児と大人2人で必死に食べました。結果、冷凍庫でブリの切り身が出番を逃し出世魚として食卓を飾ることができませんでした。今日もなお黒豆があります。数の子は昨日で終わりました。既製品を除くと一番おいしかったのはイクラです。(辛いのが嫌いなので市販品より相当塩分を控えた)

グルーポンおせち事件では年末の業務用おせち食材の高騰を読みきれなかったのでは?という意見も見受けられます。業務用の食材では確実に入荷することが要求されますのでスーパーに売ってたらラッキー、という個人の調達と全然勝手が違うことと思います。gigazineのおせちの記事にあるように個人でも買い回りのできるようなタイプの業務用スーパーでは普段から驚くほど安い値段で冷凍のフライドポテトや福神漬等が売られており豆等も安く揃えることができますが、4人分を500セットというような調達を年末などの局面で、かつ年末向けの食材に関して行うためにはやはり専門業者経由となり、相応のコストが発生するのではないかと思います。普段のイメージでは飲食店は大量に仕入れてディスカウントが効いていそうに思えますが、「大量」が仇になる年末のような場面では個人のほうが有利に動けるのかもしれません。

また、調理の手間は持ち寄りによって大きく下げられるのではないかと思います。以前に会社の独身寮に住んでいた際に料理の持ち寄りパーティを何度かしました。6人分から8人分くらいを目安に作っていくのですが、自分の持ち出しは1000円もしないのにとても充実した食事ができました。(と、他の人もやっているのかなと検索してみるとケチケチママが来て大変なことになるガクブルエピソードがたくさん見つかって怖い)

個人でやると面倒で、あまり大人数で持ち寄ると調理ノウハウの違いや衛生面でのリスクが大きいという問題があります。2~3家庭で10人分くらいを目安に持ち寄り製作をし、食材調達も携帯のメール等を通じて「イトーヨーカドーでかまぼこ『夕月』が138円。ピンクのみ」「西友でホワイト100円」とか連絡をとりながら進めていけばかなり良い感じになるのでは?と思っています。

ネット上で同士を募るのは難しいかもしれませんが、クックパッドではSNS的にコミュニティが発達していますのでうまくいくかもしれませんね。

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

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