モバイル業界にながくいた新米教授のよもやま話

北の国からこんにちは

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はじめまして

岩手県立大学の村田です。
オルタナティブ ブログ、初登場です。第一回目ですので自己紹介からさせてもらいます。
通算して27年間勤めたNTTとドコモをこの6月末で退職し、岩手県立大学で先生を始めました。NTTおよびドコモにいた時は、2年間を除き、延々と移動通信関係の仕事をしていました。当然の如く大学に再就職した先輩や同僚の多くは工学部で通信関係を教えているのですが、何故か私はソフトウェア情報学部でソフトウェア関係を教えています。

私がNTTに勤めた年に本格的な移動通信サービス(当時は携帯電話でなく、自動車電話と言いました)がスタートしたので、私の社会人としての勤続年数と携帯自動車電話の年齢は同じです。私の人生は平凡でたいした変化がなかったのですが、移動通信の方は超ドラマチックに変化・成長しました。サービス開始当初は、非常に利用料金が高額なため黒塗りの社用車についているか、新し物好きで目立ちたがりな営業マンが自動車に取り付け必要に応じて持ち出しているといった程度で、一般の人に手が届くものではありませんでした。お金が無くても優越感を味わいたい人が大勢いたためか、CB無線用として自動車電話のアンテナに似せたオレンジトップのアンテナが売られていました。そのような状況ですから、一家に一台どころか家族全員がそれぞれ個別に携帯電話を所有する時代が来ると予想出来た人はいなかったのではないでしょうか。と言うより、そもそも携帯電話を想像出来る人がほとんどいなかったと思います。実際、自動車電話が始まってから十数年間は全く流行らなかったのですから、想像出来なくて当然です。

私は研究所に勤めた人間としては珍しく、研究開発からマーケッティング、更にはコンテンツ開拓までやってきました。純粋な営業を経験しなかったのが少し残念です。携わったサービスも携帯電話だけでなく、船舶電話からコードレス電話、そしてポケベルと言った具合で、ほとんどの移動通信サービスにわたっていました。理由は単に私に研究者としての才能が無かっただけなのですが、・・・。 という訳で、個々のサービスやシステムに対しては深く精通していないのですが、幅広い視点から見ることによって新たに見えてくる事もあります。
例えば、
・日本のケータイメール文化は携帯電話で突然生まれた訳ではなく、ポケベルの時代に女子高生を中心に花開き、ケータイに引き継がれ万人に利用されるようになった。
・ケータイの普及は、既存の商品やサービスに比べて非常に短期間に、しかも先進国と呼ばれる国々だけでなく世界中に及んでいる。

等です。
えっ、「そんなのは、ちょっと市場調査すればすぐ分かる!」って。まぁ、そう言わずに移動通信業界に興味のある方はお付き合い下さい。
ドコモを離れ大学に勤めたのを期に移動通信業界の裏側を暴露、な~んてことは私の品格にかかわる(本当はほとんど情報を持っていない)ので自粛して、優等生的に移動通信の発展につながるいろいろな提案をしていきたいと考えています。

真面目な話しだけでは疲れますので、せっかく岩手県で働き始めたので、そこでの四季折々の出来事についてもレポートしていきます。また、時には、少子化が進み、全入学時代を向かえていろいろな点で曲がり角に来ている大学についても言及していこうと考えています。

ところで、ブログ名の「猫の目ブログ」は、何年か前に某ケータイ情報サイトでFelix the CatをもじってFelix the Mobileのペンエームで猫の目から見た移動通信業界のあれこれを書いていたことに由来しています。

どうぞ温かい目で見まもってください。

Comment(1)

コメント

村田様、はじめまして。
今後の記事に期待します。個人的には、何でドコモはPHS事業から撤退したのか関心がありますね。素晴らしい技術だと思うのですが。。。

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