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「第三回 関西ノーツをもっと使おう研究会」が開催されました!!

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Pb220003 11/22(月)に「第三回関西ノーツをもっと使おう研究会」が開催されました。
9月より毎月1回のペースで関西地区のNotes導入企業のユーザにお集まりいただき、Notesに関する意見交換を行い、東京中心ではなく関西からも盛り上げていこうという会合です。
徐々に認知度が上がっているのか、今回のテーマに関心を持っている方が多かったせいか、19名(IBM社員も含む)の方にお集まりいただきました。うれしい限りです。

さて、今回の研究会のテーマは以下の3つでした。

1.Hannoverラウンドテーブル報告
 10/24に開催されましたHannoverラウンドテーブルの参加報告を私の方からさせていただきました。まだ、パブリックベータが始まっていないため、実際の画面を見ながらということはできませんでしたが、新機能などをいくつか口頭でご紹介しました。
 その中のいくつかをご紹介しましょう。

 ・Hannoverは、現状マイルストーン3(ベータに近いくらい)の段階
 ・1H07にリリース予定
 ・クライアントのプラットフォームはWin、Mac、Linuxをサポート予定
 ・メモリは512MB(理想は1GB)必要
 ・UIが格段によくなっている(Activity機能など)
 ・パフォーマンスには問題ない(ThinkPad T30で検証している)
 ・次期バージョンは、Notes 8になる予定

 ・「Hannover=Notes」:現状のNotesの機能はそのまま利用可能
  -既存のアプリは稼動
  -ドミノサーバーのみが必要条件(Domino 7でも稼動できるようにテスト中)
  -基本的な部分は既存バージョンと同じ(インフラ,ID,データストア,メールテンプレートカスタマイズ,セキュリティ,ディレクトリ,複製など既存と同じ。データ移行は不要)
 ・「Hannover>Notes」:現状のNotesクライアント以上の機能として下記のようなものがあげられる
  -Activity
  -Composite App
  -Java/Eclipse Dev Env
  -Server Managed
  -Portal

2.BP様プロダクト紹介
Pb220001  Notesに関連する製品を提供しているBP様の製品紹介ということで、今回はリアルコム株式会社 冨谷彰氏に、 「REALCOM HAKONE for Notes」と「REALCOM NotesWatcher」について説明いただきました。
 「HAKONE for Notes」は、Lotus Notesをより活用した情報共有基盤を構築する製品です。誰がどの情報について詳しいかを判断できるKnowWhoといったナレッジマネジメント関連の機能も有している。
 また、「NotesWatcher」については、Notesの文書やユーザ単位でアクセスログを収集するツールです。Notesの標準機能では取得できない細かなアクセスログを残し、それらを分析するツールが用意されています。最近、セキュリティ関連で厳しくなっている責任追跡性(Accountability)を確保するのに利用できるツールだなあという印象を受けました。

3.特別講演:「次世代ノーツインフラを考える」
Pb220002  この会のトリをつとめていただきましたのは、ノーツ徒然草でおなじみの関孝則氏(日本アイ・ビー・エム株式会社)による「次世代ノーツインフラを考える」というテーマで、今後のクライアントについてどのような選択肢があるか、いろんな角度から問題提起していただき、今後のヒントをいただきました。
 話が進むにつれ、いつもの関さんらしく(?)、くだけた話になり、「第二次クライアント戦争勃発!?」なんて言葉も飛び出していました。
 当初、30分程度の予定でしたが,話が盛り上がり気づけば50分程度過ぎていましたが、時間を忘れさせてくれる、そして聞き入ってしまう内容でした。
 また、何かの機会を作って関さんには、この研究会に登場していただこうと思います。

ということで、今回もあっという間に終了しましたが、Hannoverに関する期待をもったユーザーも多数いることを感じとれました。今後もこの研究会でHannoverについては、テーマとして取り上げていきたいと思います。
さて次回は、12/25(月) 13:30-17:00にIBM 大阪事業所(本町)で開催予定です。クリスマスですね。
関西ノーツ研究会に関するアジェンダや参加申し込みについては、ノーツコンソーシアムのHPで近日公開されるとおもいます。
では、次回の研究会でお会いしましょう!!

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