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出る杭を寄ってたかって叩く割に、イノベーターを渇望する日本のギャップ感

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個人的な印象ですが、2018年ほどイノベーションが足りないとか、日本企業でイノベーションが生まれにくいと言うような投稿、記事を見かけたことはありませんでした。

キャズム理論では、イノベーターは2.5%程度とされていたような気がしますが、まずは一人の人間が想いを誰かに伝えるところからスタートするのではと思います。

思いつき、アイデアは、形になってしまえば、簡単なこともあります。

特にデジタル化した世界では、プロセスの再現もテクノロジが完璧に再現してくれるので、アナロジ時代に比べ、非常に短時間で模倣者が大量に生み出し、急速に陳腐化していきます。

実現化したアイデアは、それ自体はシンプルで形になってしまえば、「なんだそんな事か」ということでも、具体的に行動しなければ結果として生まれることはありません。

世の中には似たようなアイデアを考えている人は相当な数がいるけれど、実際に行動するひとはごくわずかであり、更に思いを達成させるまで努力を続ける人の割合は前述したイノベーターの割合よりも少ないかもしれません。

誰も思いつかなかったことを現実化し、凄まじい人数に影響を与える現象を望んでいるようなふりはするけど、実際にそういう事象に出くわすと、批判ばかりの人も多くいるようです。

結局、イノベーション的なアクションできる人は、外野がなんと言おうとやらずにはいられないのだろうと思いますので心配無用なのかもしれません。

懸念されるのは、今回も顕在化したお馴染みの出る杭は打たれる現象、日本的な風土が温存され、さらに強固に定着していくことで、そこまで強くはないイノベーター予備軍を萎縮させる(成長阻害、孵化を妨げる)マイナス面も大きいと言えるのではないでしょうか。

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