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コラムニストの小田嶋隆さん「歩きスマホ」禁止条例を上程

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___3 コラムニストの小田嶋隆さんが、危険な「歩きスマホ」規制条例をSAPIO紙面で提案しています。

路上喫煙禁止条例がスタートした当初のアナウンス効果を期待して、例えば銀座や秋葉原の歩行者天国、渋谷のセンター街といった象徴的な場所を「歩きスマホ規制地域」と定め、違反者には取り締まりを実施してはどうかというもので、

例えば、10歩以上画面を注視して歩いたら科料2000円、歩きスマホで人にぶつかったら3000円とか、イヤホンをしてゲームに夢中になっている“悪質”なケースは5000円、など。あるいは、そうした繁華街の中に、そこに入ると通信できない“コールド・スポット”エリアを設ける手もある。

などの施策を提案しています。

記事中では、”歩きスマホ”が特に危険なワケは「ガラケーより重いから持つ手の高さが下がり、視線が下がる」ため、ガラケーより周囲が見えない傾向があるからと指摘されているとあるのですが、内閣府の「交通安全白書」であったりJR東日本のほうでも現時点でスマートフォンが起因しているかを個別に調査・追跡はしていないようでスマホだけに責任を押し付けるのは乱暴な感じではりますが、ガラケー、ゲーム機、スマートフォンなど情報端末を手にして駅のホーム上で列車と接触したり、ホームから転落したりして発生する死傷事故が年々増加傾向な事だけは確実なようです。

小田嶋さんのこの記事、人ごみを歩きながらイヤホンして動画を見たり、ゲームするのは危険だが、歩きながらの「通話」まで禁止されたら仕事にならない人もいるだろうとちゃんと書いていて、地図をチェックしながら歩くのはNGか?など、規制することを求めているというよりは形骸化した啓発を繰り返すより、「やりすぎだ」と思われる規制を定めることで議論が起き、スマホの“お約束”が多くのユーザーに浸透していくなかで賢明な「節度」が出来上がることを期待してのモノのようです。

確かに、スマホといわず、携帯やらゲーム機をイヤホンしながら操作していて、人とぶつかった際に、舌打ちされたりするとやはりこちらも良い気分はしないですし、自分も含め、いくらお詫びを言ったとしても、全体状況から考えると、邪魔になっていたりすることを考えた場合、諸外国の中では、「自分が我慢するのは損だ」と考えるお国柄もあるようで、銀行でも駅でも窓口に群がって押しの強い者が勝つ社会もあるが…と小田嶋さんも指摘してますけど、

賢明な「節度」を社会に作り上げることが必要

という考え方には賛成かなと思ったのでした。

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