私自身、約10年間に渡って、大手企業を中心に新規事業立ち上げの支援をしてまいりました。これらの経験を元に、難しい新規事業の取り組みについて、少しでもお役立て頂けるようなちょっとしたコツを発信していけたらなと考えています。

事前に撤退基準を設定し 赤字垂れ流しを防げ!

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今回は、撤退基準の話。健全な新規事業活動には 必須要件です。

●新規事業の成功確率は低い。
これは、今までのブログ記事でも何度か言及してきました。一説によると、10% の確率とか。
そもそも、新規事業は、あくまでも 投資案件。ダメそうなものは、直ちに撤退して、赤字を最小化すべきです。
いわゆる株やFX投資の損切りと同じです。後ろ髪を引かれるけど、どこかで見切りをつけないと いけません。
で、この撤退を適切なタイミングで実行すべく、事前に撤退基準を設定する必要があります。

●各社各現場、ちゃんと基準設定しているのか?
仕事柄、私自身、様々なクライアントの現場を見させて頂いております。
私の経験上では、大企業からベンチャーまで、ちゃんと基準設定している現場は皆無です。だいたい、どこの現場でも、目標は設定しているんですよね。で、毎年目標未達で、「今期は...ごめんなさい。来期こそは...がんばります!」と 繰り返しやってる。
そもそも、目標設定の意味があるのか?と疑問に思ってしまいます。特に、大企業では、体裁を繕うためだけに形式上の目標としている風潮があります。

●そもそも、現実的な基準を設定できるのか?
確かに。事業立ち上がりの将来予測になるので、これは難しいです。
特に、ターゲット市場がこれから形成されるとなったら、いろいろな不確定要因が出てきて、仮説に仮説を重ね、もう現実的な基準は厳しいですよね。
それでも、設定する必要があります。可能な限り 情報を集めて、仮説立てして、「いつ どんな状態だったら 撤退するか」の「どんな」をなるべく定量的にします。

●基準設定でもたらされる効果として...
「いつ どんな状態だったら 撤退するか」を定めると、必然的に「いつ」のタイミングで、存続か撤退かを検討する事になります。
また、(現実的かどうかは別として)定量的な基準「どんな」があるので具体的に検討を進められます。
もちろん、現状を振り返り、正当な理由によって、当初の基準を改めることは、全然有りです。
基準というベースを定めることで、具体的に考える機会が得られる。気付かぬうちに、赤字がズルズルと垂れ流しといった事にならない。これこそが重要なのです。

以上、何かしら参考にして頂ければ幸いです。

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新事業推進社 エフィジェント 赤秀有為
停滞しがちな新規事業企画・立ち上げを推進支援します。

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