「さくっとITを取り入れて、毎日の仕事と生活をちょっとラクにする」 ITで時間と心の余裕を取り戻しませんか? 経営者から就活中の人まで、老若男女問わずすぐに実践できて効果が実感できるIT活用法を厳選してお届け。NLPのノウハウと心理学に基づいた、モチベーションアップや人間関係に効くツボもお伝えします。

指揮者によってオーケストラの奏でる音が変わるように、仕事もマネジメント次第でプロセスも成果も大きく変わります

»
こんにちは、システムコンサルタントの長谷川渉です。

長いタイトルになってしまいましたが、以前、プロの指揮者と指揮者の勉強をしている人、そして全くの素人が、同じオーケストラに同じ曲の指揮をして、その違いを比べるといったようなものを見たことがあります。(多分テレビ番組だったと思うのですが)

その結果、プロと素人では、はっきりと音が違うことが多くの人に分かります。勉強している人は、どの程度のレベルに達しているかによって違いはあると思いますが、やはり素人以上プロ未満、という印象だったようです。

これは、仕事でも同じようなことが言えるなぁ、と私は感じています。

特に、数人~数十人位の現場のチームにおけるマネージャは、オーケストラの指揮者と似たようなポジションになるというイメージを持ちました。

今回は、マネージャによって仕事ではどのような変化があるか、システム開発における実体験をベースに、ちょっとフィクションも含めて、QCD(Quality, Cost, Delivery)の視点からお伝えしたいと思います。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

【Before:全体を把握できない人が、マネージャを兼務していた時】
※勉強し始め、または素人の指揮者の場合、です

1.品質(Quality)
比較・判断ができないため、できあがったもので満足しようとする。
バグが出ても「そういうもの」という認識だけを持っている。

2.コスト(Cost)※工数管理
現場の言っていることを丸呑み。
最適化ができているかどうか、詳細まではわからないまま。

3.納期(Delivery)※進捗管理
作業内容は(聞いてもわからないから)どうでもいい。
とにかく、予定通り進んでいればご機嫌。遅れたら、遅れを取り戻すことだけを指示。

◆結果
品質の低下、コストの増大、納期の遅延が、慢性的に起こっていた。
マネージャとチームメンバーとのミスコミュニケーションが起こりやすくなっていた。

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

【After:現場と経営者側の間に立てる人が、マネージャになった時】
※熱心に勉強中、またはプロの指揮者の場合、です

1.品質(Quality)
会社が求めるレベルと、現場が求める機能(運用管理のしやすさ)などから、適切な仕様を決め、目的を定めることができる。

2.コスト(Cost)※工数管理
費用対効果の高いものから優先順位をつける等、費用の最適化を意識できる。同様に工数についても、投資タイミングも併せて考えることで、無茶な工数(過度な機能追加)になることを抑えることが可能になる。

3.納期(Delivery)※進捗管理
品質とコストから、ベストな納期を決めることと、イレギュラーなことが発生した時(バグ発生やメンバー減など)にも、冷静な判断と修正対応を行い、最善策を取ることができる。

◆結果
停滞していたプロジェクトが、1つ1つの歯車が噛み合い始め、動き始めることができた。
動き出すことで、納期の遅れを取り戻せたり、無駄なコスト削減につながり、ミスによる品質低下の予防もできるようになった。

no35.jpg指揮(マネジメント)は、優雅にかつ凛としていると素敵だと思います!(GFDL)

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

ざっくりと、メリハリをつけるような形でBefore/Afterを書き出してみました。

もちろんプロだからすべてがうまくいく、ということではなく、プロだって失敗はすると思います。

ですが、プロになるまでに多くの失敗をしてきているからこそ、いざトラブル発生という時に、冷静な対処ができ、軌道修正を行えるのではないでしょうか。

そしてマネージャ(指揮者)であっても、分からないことがあったらメンバーに素直に質問して聞く、という姿勢が、より円滑なコミュニケーションを生み出し、チーム全体のパフォーマンスも良い方向へ向かっていくのだと感じています。

<1分間IT活用法>

限られたリソースの中で、効率的に動いていくためには、お互いの信頼関係や動きやすさといったことを考えていくことが、大事になりますよね。

また、マネージャであってもメンバーであっても、それぞれの役割の中で同じ失敗をしないようにするためには?ということを自分で考えたり、アドバイスを求めあったりすることも、大切です。

つまり一人ひとりが、それぞれのポジションでプロ意識を持つということが、個人のレベルアップと共に、チーム全体のバージョンアップにもつながっていくということになると思います。



Comment(0)

コメント

コメントを投稿する