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聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。基本的なところから、恥をかきながら勉強します。

ソーシャルメディアとEmailと顧客のロイヤリティを考える その3

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Birthday, Anniversary Emails Generate More Revenue Published(Marketing Prof.)

Personalized email campaigns that acknowledge recipients' birthdays or anniversaries are more successful at engaging their target audiences, generating higher open rates, transaction levels, and revenue, according to research by Experian CheetahMail.

個人に最適化したメールでのキャンペーン施策、-ここでは個人の誕生日や記念日をあらかじめ把握しておいて、その日に購読者にメール を配信する手法-は、ターゲティングされた顧客のエンゲージを高める上でも、開封率、トランザクション、収益を上げるためにも有効な施策であることが、Exprerian CheetahMailの調べで分かった。
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誕生日メールの開封率は、マス向けのメールと比較してみると56.2% v.s. 16.8%、と約3倍以上の差を生む結果となっています。記念日に配信されるメールの場合は、通常のメールの開封率と比べる と、34.4% v.s. 12.9%と3倍弱。 更に言うと、誕生日に贈るキャンペーンメールのトランザクション(取引量率?)においては、通常のバルクキャンペーンと比べると0.49 % v.s. 0.10%と5倍以上の違い。また記念日に配信されるメールでは0.63% v.s. 0.11%、と6倍以上の差が出ています。

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■Campaign Offers

記念日キャンペーンについては、「○○%割引」というメッセージより「○○ドル引き」というメッセージの方が購買者には響きやすいようです。 誕生日キャンペーについては同様、「○○ドル引き」がもっとも売上げにつながるフレーズだったのに対して、次に「free shipping(送料無料)」、そして「○○%割引」が効果が高いという結果になっています。

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データの提供元が、まさにメールマーケティングをソリューションの1つとして提供している企業なので、そのまま客観的に受け入れにくいところがありますが、今後何らかの施策を考える上で大変参考になりますね。誕生日、記念日という切り口で施策を行うのであれば、当然ソーシャルメディアとの親和性も高いと考えられます。購買者に手綱を握らせるような、心くすぐるような施策であれば、さらに高い相乗効果を生み出せるのではないでしょうか。仮説の設定と効果測定は重点的に、新しい発想と自由なアイデアで楽しく取り組みたいですね。

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