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ソーシャルメディアとEmailと顧客のロイヤリティを考える その2

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Millennials Favor Email for Deals, Promotions. (Marketing Profs)

Millennials are more likely to use Facebook and Twitter to show support for their favorite brands, but when they're ready to purchase they use email—by signing up for coupon-loaded newsletters, according to a study by ExactTarget.

新時代を生きる”Millenials”はお気に入りのブランドの情報をフォローする場合に、FacobookやTwitterをよく使う傾向にあるが、購買意欲が高まってくるとemail、−つまりサインアップして購読したニュースレターなど−を利用する傾向にあることがExact Target (※1)の調査でわかった。

(※1)対象は15歳以上の消費者1506人

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調査によると、オンライン”Millenials”(15〜24歳)はFacebook上で検索するよりもブランドやお店のニュースレターを購読する傾向が高く、その比率は前者28%に対して、後者が56%という結果になった。

顧客は企業と交流する場合にemailを利用することに徐々に慣れてきたようだ:というのも、調査に調査によると企業からのプロモーションに対して貪欲な顧客においては、62%がその企業のオプトインメールを受け取っているのに対して、Facebookをチェックしている人は17%、Twitterをチェックしている人は3%に過ぎなかったからだ。
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■Motivations for Subscribing to Email

何がきっかけとなって企業や担当部署にEmailアドレスを提供するのか?と訪ねたところ、67%のオンラインコンシューマーが、「割引や宣伝情報を知りたい」その次には「招待券や景品目当て」が55%、そしてその次には「次期セールス情報の更新」が50%と続いています。

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企業とinteractしたいと答えた割合はわずか14%。対象と読者の属性にもよりますが、他のデータよりも少ないな、という印象を受けました。

この他にも参考になる記述がありました。

・67%の女性コンシューマーは宣伝の詳細を知るためにメール配信を登録している、男性の場合は57%。
・65%の女性が招待券や景品目当てでメール配信の登録を行っている(対する男性は44%)
・43%のオンラインの”teen”は、楽しみや娯楽のためにニュースメールを登録している、対する18歳以上のコンシューマーは28%。
・27%のteenが、誰かのおすすめでそのニュースメール配信を登録していると答えている(18以上は16%)

teenのほうが柔軟な感じですね。
マーケティングの手段として、emailにこれからも注力するのであれはば、上記のグラフにランクインされている要項を満たしつつ、これから購買力をもつであるteensの要望にも応えるような工夫が必要になってくることが予測されます。

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■Email Volume

・オンラインのコンシューマーが平均して1日に44メールを受信している中、ざっと見て、その25%が要承諾の宣伝メールである。
・およそ49%のコンシューマーが、自分のお気に入りの企業からのメールで読んでいるが、16%が全く開封しない。

この辺りも、(特にB2C企業において)客観的な数字なので参考になりますね。

ソーシャルメディアマーケティングは、ソーシャルメディアありきではなく、インターネット施策の中の1つの要素として捉えられるべきで、尚かつ継続的に計測していく必要があります。

そういう意味でも、emailマーケティングとTwitterやSNS、ブログとIntegrateするとどうなるか?なんてことはいろいろと試してみたいですね。

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