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心が折れてしまう前に予防的視点でのメンタルヘルス情報発信

サポート資源を活用しよう!

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普段の日常を何となく過ごしているとあまり気にしていないと思いますが、意外と人間は自分一人では生きて行けないのです。

ちょうど昨年の今頃、私は2度目の"うつ"による休職に入り、それはもう、ドン底な気持ちで日々を過ごしていました。

その時には全く、周りが見えておらず、世界で独りぼっちになった様な気持ちでいっぱいでした。

その後、私はリワークと言うサポート資源に出会い、もの凄く救われたのです。

そしてその時に、「人間は一人では生きていけない」と言うことを切実に実感しました。

ある人から、"人"と言うのは生物学的なもの(ホモサピエンス)で、人は人と関わりを持っているから"人間"なのだと言う話を聞いて、なるほどなと腑に落ちたことがあります。

長い人生の中にはどうしても上手く行かないことや、納得できないことがあって、自分の中で悶々と悩んでしまうことが何度となく訪れると思います。

その様な状況で自分自身で自らを責め、ギリギリのところまで追いつめた状況で"うつ"になるケースはとても多いのではないかと思います。

そんな時に、是非周りのサポート資源(本当に信頼している仲間)に助けを求めて欲しいと思います。危機的な状況(クライシス)になった時に、サポート資源を持っていることはとても大切なことです。

また、そのサポート資源を遠慮なく有効活用することに躊躇しないで欲しいと思います。人は一人では生きて行けないのですから、クライシスな状況で助けを求めるのは全く恥ずかしいことではないし、むしろ周りのサポーターは頼ってくれることが嬉しいと感じるはずです。

それは自分がいつか、クライシスな状況になった時に、逆の立場でサポートを求めることができると言う安心感にもつながります。

皆さんも普段から、信頼できるサポート資源を意識して作り、大切にして欲しいと思います。また、必要なときには遠慮なく助けを求めることに躊躇することなく発信して下さい。

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