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読めばベタに分かる、タイトルどおりのブログ

TOKYO 1月コネクティッド

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本エントリーは、このタイトルから類推できるようなことは書いてません。
ツリ、という程では無いと思いますが、だらだらとお付き合いいただける方のみお読みいただければ幸いです。

1月22日(月)の夜には本降りとなっていた雪が、自分が暮らしている街にも降り注ぎました。
幸い、自分の勤務先および住まいはいわゆる帰宅ラッシュの逆向き、かつ都心の方では無いので、普段にプラス10分程度で帰り着くことができました。

翌朝、いつも通勤に利用している路線バスは運行見合わせ。道路事情が云々という張り紙はあったものの、その路線バスの営業所は、公共交通機関では無いと若干面倒な位置にあるので、そもそも運転手の方も出勤できてないのかもなぁ、と想像してみたり。
最寄り駅まで歩いて行ってみるか、と。
最寄り駅は、丁度歩いていくと、国道にぶちあたって右に折れたらあるんですが、遠くから見ても目の前の国道の西向きの車が全然動いていない。

何が起きているんだろう。まぁ雪だから何かしら事故などあるのかもしれないが・・・。

どのみち西向きの電車に乗る必要があるので、ひたすら国道沿いを歩いてみることにしました。
こういうことでも無いと、なかなか東京の積雪時のクルマ事情や渋滞の原因とかを知ることも無いので。

渋滞を構成している理由の大半は、2車線の道が様々な理由でところどころ左車線がふさがれていたり、右車線がふさがれていたりすることにより、その都度車線合流が発生いたためでした。
まぁ、みなさんもご想像のとおりかもしれません。
結果から言えば、思いの外、事故は少なく1件だけ。
それより、
・恐らく前日夜の時点から放置された車両
・渋滞にはまった結果、某かのエンジントラブル、もしくはガス欠で止まった車両
・何より、その国道は、一回少し下ってまぁまぁキツイ上りがあるんですが、その上りで上れなくなっている大型トレーラーやトラック
の多さでした。

上れなくなっている車は、立ち往生、という訳では無く、何とか脱出を試みようとしているのですが、車輪の向きを変えたり、何かタイヤの下に敷いてみたり、という努力もむなしく、発進できそうでできない。
トライしていることがわかるから、二次災害をもらわないよう、上れる車両もゆっくりと車線変更をしそのクルマをかわしていく・・・。
更に言えば、仮に行けるタイミングができても、信号は機能しているので、そこで止まる。惰性が無くなった車両はまた一から振り出しに戻る・・・。

普段、勤務先まで歩いて行ったら約50分のみちのり。雪道をゆっくり歩いても結果として約65分ぐらいでしたが、その中で、自分がスタート地点から追い越したクルマには一台たりとも抜かれることなく職場に辿りつきました。

渋滞にはまってしまっていたクルマの中には、物流業や建設業など、クルマでなくては運べないような人や物を積載していたのも少なくは無かったですが、パッと見は、ただの移動に見える乗用車も多かったです。それでもクルマを使わなくてはいけなかったのだろうか、と思ったりしました。クルマ業界に居る自分が言うのも何ですが。

先日、東京ビッグサイトで開催された、「オートモーティブワールド2018」というイベントを見てきました。多数の出展社に負けじと多くの人が詰めかけていました。あちらこちらに、自動運転やコネクティッドカー、EV車がこれからビジネスの種と認識して活動されてらっしゃるんだろうな、という出展がありました。そもそも「過去からの取り組みから、この社がこういうことをやっていても不思議じゃないよな」という会社さんから、「え?この会社、こんなところも手がけているの?」というところまで様々。

昨日は、自動運転実現に向けた法改正についての報道もありました。

雪道渋滞の原因を探りたいな、と思ったのは半分は興味本位と、もう半分は、そもそもコネクティッドカーになったら、自動運転がレベル4を完全実現できたら、雪道渋滞の回避は可能なのだろうか、そもそも渋滞が起こる原因を作ることが無くなるのだろうか、という所にも思いを馳せたいと思ったからでもあります(ホントの話)。

もしかすると、自動運転ができるコネクティッドカーなら、乗ろうとした際にこうアドバイスされるのかもしれません。

「今日はクルマでお出掛けするのはオススメしません。他の行き方をご案内します。」

それじゃあまりに夢が無いんですが・・・。

ということを感じた今週の火曜日の朝でした。

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