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2016年8月31日付渋谷シダックスビレッジ閉店に寄せて

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このオルタナでもたまに宣伝させていただいておりましたが、自分は、「寄り集まってミニ鍵盤いぢるおぢさん達(通称:偽YMO)」というバンド(?)を組んでいます。このバンドの成長(?)を見守り続けてくれていた、東京渋谷にある大型カラオケボックス店「渋谷シダックスビレッジ」(以下渋谷シダックス)が今月末で閉店する、という記事を読みびっくりしています。

東洋経済オンライン 発覚!カラオケ「シダックス」が大量閉店へ~旗艦店の渋谷をはじめ、全国44店を8月末閉鎖
http://toyokeizai.net/articles/-/133591

我々のバンドの説明については、このサイトでもご確認いただくとして・・・。
https://www.facebook.com/niseymo/

バンドを形成していくにあたっても、この渋谷シダックスが我々にとって大きな役割を果たしていました。

そもそも、2007年4月にmixi上で自分が立ち上げたコミュニティ「ミニ鍵盤が好き!」が、当初は全然コミュニティ参加者が集まらなかった中、半年近く経ってある程度の人数が集まり、コミュニティ開設者として「オフ会でもやりますか!」という話になり、オフ会やるなら音も出したいよね、ということでカラオケボックスで宴会をしながら、自分のミニ鍵盤を見せ合いながら音も出す、という企画になりました。

その際、参加者からの提案で「シダックスはどうだろう」と。当初発案してくれた人がまっとうにシダックスに問い合わせた際は楽器の持ち込みということに少し難色を示されたと聞いています。当時のシダックスにおいても、楽器の練習にもお使いいただけますよ、という宣伝文句があったにも関わらず。

一方、自分個人は、シダックスの方と若干お付き合いがありましたので、そのルートでネガの事項を聞いてみると、どうやら混雑時に、管楽器やドラムを叩かれるなどすると、逆にカラオケを楽しみたいお客様からの苦情が出ることがあるらしい、ということがわかりました。自分達は電子楽器で、カラオケぐらいの音量になることをまた伝えでご説明いただき、当日は堂々と持って入って楽しむことができました。

その後、そのオフ会にて初対面した参加者の一部で、お互いの共通言語として「YMO」が演奏できるならば、YMOをベースとしてバンド形式で演奏することをしてみないか?という話になり前述の偽YMOは誕生しました。

第一回の集まりは、メンバーの帰宅事情の都合により、別のカラオケボックスを利用したのですが、我々がこの約7年(!)も続いた活動の中でニコニコ動画やYouTube等に上げる動画撮影は、ほとんどこの渋谷シダックスで行いました。

その中でも、動画の上げ始めぐらいに撮影したこの「東風」の動画は、ニコニコ生放送の「世界の新着動画」で紹介されたこともあり、あっという間に動画再生数が上がり、本日時点で20,000再生を超えています。7年で20,000ぐらい、というのが多いのか多くないのか別にして・・・。

この動画が直接のきっかけ、では無いとは思いますが、口伝えで我々の活動が伝わり、その後、大きなイベントに呼んでいただいたりすることになっていきました。

そう言えば、同じオルタナブロガーである「平凡でもなくフルーツでもなく、、、」の佐々木さんから呼んでいただいた、BtoBマーケティング関連の会合の忘年会も、会場は渋谷シダックス1階のレストランで行う、ということで、当日、佐々木さんも入れた合同練習は渋谷シダックスで行いました。佐々木さんと演奏できて楽しかったなぁ。

バンドの売り文句、としては、「練習はカラオケボックスで」と言っていますが、事実としては普通に音楽スタジオを利用することもありました。しかし、我々のもう一つの売り文句、「社員旅行の宴会芸」としては、ほぼほぼ、この渋谷シダックスで撮影した動画ばかりです。

前述の動画の反響なのか、我々のtwitterをシダックスの志太会長兼社長様にフォローいただいたこともあります。その他のシダックス公式アカウントからもフォローを受けたこともあります。そういった事情が影響しているとは思いませんが、昨今の渋谷シダックスでは、ギターやキーボードのライン入力端子まで備わっていたこともありました。普段はミニミキサーを持ち込んで、カラオケの音源のライン入出力をミキサーに入れ替えて利用していました。どんなに酔ってても、出る際に現状を回復しておく(ちゃんとしたカラオケのセッティングに戻しておく)ことは忘れずやっていました。こういったことも、その後、シダックスで演奏をし易くなったことも少しはあるのではないか、と思っています。

自分個人としてのシダックスの方とのお付き合い、というのも少し変遷がありまして。元はと言えば、自分がシダックスのシステム子会社の社長を務められている方が、ITのセミナーにて「シダックスの会員管理システム」に関する講演を聞きに伺ったことがきっかけです。その方から、(自分の承諾を得た上で)シダックスの法人営業部門にご紹介が行き、「法人会員」になることを薦められ、シダックスの法人会員は、「会社としての制度化」をしなくても、「仲間単位でのグループ」でなることができることから自分は会員になりました。その後、法人営業のご担当も何名か変わられた中、丁度、この偽YMOの活動をはじめるにあたってのご担当が、Yさん、そして、そのYさん経由で渋谷シダックスに丁度後輩の方がいらっしゃる、ということでOさんにその後、予約等お願いすることになり、その後Oさんが別部門に異動後も、元々Oさんの上司で2年程前まで渋谷シダックスの支配人を務められてらっしゃったSさんに色々ご配慮いただきました。その節は誠にありがとうございました。Yさん、Oさん、今お元気でしょうか。
※Sさんとは今もやりとりがあるため割愛。

思い起こしてみれば、Sさんが支配人を降りられた後は、フロントのメンバーもあまり固定化することなく、時にはアルバイトの方しかおられない、ということも多々有りました。アルバイトが悪い、という訳ではありませんが、やはり、受け答えとか、サービス内容の紹介、予約時の諸条件とか誤ったり、と若干サービスの質が落ちたかなぁ、と思うこともありました。今回の大量閉店にあたり、来客数の落ち込み等は特に上げられてはいませんが、そういう所も影響していたのでは無いでしょうか。

今後、我々として、演奏動画を撮影する場所をどうするか、というのが課題です。

そして、諸事情あり、閉店の本日、行けそうにありません。非常に残念。

しかし、あらためて言いましょう。渋谷シダックス、今までありがとうございました!

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