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「流しそば」と「わんこそば」と「そばはっと」

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今朝の「ぶらり途中下車の旅」は三陸鉄道だった。

俳優の石丸謙二郎氏がガイド役。途中で「龍泉洞」という鍾乳洞に行く。自分は無知なもんで、この鍾乳洞の存在を初めて知った。一度行ってみたいと思った。

ところでその鍾乳洞の近所にある「龍泉洞観光会館」というところでは「流しそば」が食べられる、ということでそれもやっていた。

「流しそば」・・・。自分は全く耳馴染みの無いフレーズだったのだけど、後からぐぐってみると、結構ワードが引っ掛かる。大半は、墨田区にあるらしい「そば」が丁度それが載せられるいかだで目の前に流れてくるらしい(←行ったことが無いので全て推量系ですみません)お店のものだけど、それ以外にも「流しそうめんはあるのに流しそばは何故無いのか?」「流しそばはむいてない」とかある中で、すると、これまた「龍泉洞」と同じ岩手県にあるらしい「龍観洞」という鍾乳洞の観光名物でも「流しそば」があるという。

いわて三陸観光情報ポータルサイト - 滝観洞名物「滝流しそば」を体験!
http://www.iwatetabi-sanriku.jp/post/?p=5664

ここ数年、何度か岩手に出張に行くことがあったので、書こう、と思っていたのだけど、岩手県には「そば」にまつわるネタが結構あるなぁ、と。

花巻出張時、昼飯時に相手先の会社の人が「この辺、食べる所あまり無いんですよねぇ」とか言って連れて行ってくれたのが花巻温泉。そこのメニューに書かれていた「そばはっと」。言われ書きによると、要はその昔、花巻辺りでは「そば」は高価な食べ物で、一般の人は食べることを禁止されていたので、形状を変えることにより、これは「そば」じゃ無いよ、法度を守ってるよ、というものが広まった、とのこと(かなり亜流に省略)

その店の方が書かれてるブログの方が内容は正しいはず。

花巻温泉スタッフblog「ぽちっと花温」楽天版♪ - 岩手郷土料理「そばはっと」ってご存知??
http://plaza.rakuten.co.jp/hanamakionsen/diary/200808230000/

※その場でもらった言われ書き、どっかにあるはずやのになぁ・・・見つからん。

盛岡では言わずとしれた「わんこそば」。子供の頃からずっと興味があったものの、なかなか食べる機会が無かった。約2年前に盛岡出張行った際の帰りに初めて食べた。

Photo

※ちなみに画像は、一人で行ったから「別にいいのに」と思ったけど、お店の人が「記念写真撮りましょう!」と薦めてくれたので、断る理由も無い、と思って撮ってもらったもの。

ちなみに、地元の人はもっぱら普通のそばを食べて、わんこそばを食べないらしい。そういうものなんだろうな。

今日の「流しそば」を見るまで忘れていたけど、かたや花巻ではご禁制品として扱われていたそば。一方、盛岡では次から次とふるまわれるそば。同じ岩手県でも色々文化が違うなぁ、とその時は思ってた。よくよく考えると、昔は県ではなく藩制だったのだから、今の岩手県で一括りにするのは無理がある、と後で気づいたけど。

【安土桃山~江戸時代】四つの藩政 - いわての文化情報大事典
http://www.bunka.pref.iwate.jp/rekishi/rekisi/data/azuchi_3.html

結局、岩手県には未だ仕事でしか足を踏み入れられてないので、プライベートでそばを巡る旅でもしたいものだな、と思った土曜日。

・・・なんやねん、その結び。人から言われる前に自分で言っておく。

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