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Notesの良さがよくわからない。。。

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ITmediaのブログでは、吉田さんとか松尾さんとか丸山さん竹内さん等(まだ他にもいらっしゃるような気がしますが)、Notesにとても造詣が深そうな方がいっぱいいらっしゃるので、読まれている方の中でもNotesに詳しい方多いのだろう、と思ったりしています。そこで、あえて素人ユーザー側の立場として挑戦的な(?)エントリーをさせてもらうことにしました(笑)
(ITの「次」が読めるビジネスブログ・メディアなのに、ITっぽいこと書いて無いなぁ、と思って・・・(苦笑))

で、Notesの良さって何ですか?

Notesに関しては自分は企画・開発側ではなくユーザー側なので、正直よくわからないんですよね。。。

というのも、我が社、正確には我が国内営業部門の場合、
・ほとんどの人のNotesの主たる使い道は、メールクライアントと商談室予約と会議室予約だけ
・一応、先進的ユーザーでスケジューラーと会議通知を使う程度
(・・・おいおい、それでどこが先進的だ!って気がしますが・・・)
・スケジューラーは自分達利用者のデフォルトは”非公開”
(したがって、部門間を跨っての他者のスケジュールはほぼ大抵見えないことの方が多いので、会議召集の際は結局人に確認・・・)
・Notesのメール発信時、変更不可設定で”受信確認”がついていて、外部に発信する時は”外して送信”がビジネスマナーなんでしょうけど、ついつい忘れてしまい失礼をしてしまうことが・・・。もしくは大多数の人はそれが失礼、とも気づいてなくて、自然とCS低下しているかもしれません。。。
・日本語メールプロフィール機能は使えるようになっていないので、大多数の人はメールの署名無しか、メールの署名をステイショナリーで作成するが、アーカイブを取るとステイショナリーごとお引越ししてしまう・・・。
等々、Notesをきっと”使い切れていない”し、今、使っているNotes環境にもとても”不満”があります

何より、2007年4月現在、自分の利用しているNotesクライアントは、

です。
(Notesのサーバー側とクライアント側のバージョン管理方法がどうなっているのかも知らないのですが、2004年春に会社から貸与されたPCにはこのNotesクライアントがインストールされていました)。

今どき?・・・なんでしょうね、やっぱり。

クライアント側が5.0ってことは、きっとサーバー側がいくらバージョンが上がったとしても、それなりの機能しか活かせないんでしょうね、とか思ったり。。。
(以前、代理店向け情報発信の仕組みがNotes上から記事エントリーをするようになっていたんですけど、改装にあたってWebベースのものに変わってしまいました。URLアドレスとかを見る限り、Dominoとかで動いている感じもなく・・・。そういう意味ではシステム部門もNotes離れしようとしているのかな?とか勘ぐったり・・・)
様々なネット上の記事を見ていて感じるのは、きっと
Notesって、EUCで先進的に情報共有やワークフロー、業務アプリ構築ができる、っていうのが”売り”なんだと思いますが、今の会社、および前の会社においても、結局エンドユーザーへの”開放”がなされないので、発展もしていない、という印象があります。
(※それでも、前の会社は利用者に向かっての研修教育メニューとかあったなぁ・・・そう言えば。今は聞いたことも無いぞ・・・)

ただ、それは、今度は逆に「鶏が先か?、卵が先か?」の関係に似ていて、仮にエンドユーザーが「何か、こういうものをしたい!Notesで実現できそうだ!やってみたい!」と思った、としても、それをエンドユーザー側が”独学”で実現するのではなく、結局”誰かに一から聞く”ことになるケースが多い訳で、で、こういうネガティブ・スパイラルが起きるのかな・・・と。

”誰かに一から聞く”
→”じゃあ、誰に聞く”
→”システム部門に聞く”
→”そんな面倒なことに付き合ってられない”
→”機能の開放なんかしなくて良い。本当に必要があるなら、スクラッチで俺らが作ってやるから、必要性を訴えて来い!”
→”作ってもらうなら、予算取るしかないか、もしくは、そんな面倒ならもういいや”
→”開発費確保してスクラッチ開発”
→”維持工数かかるから新規抑制気味”
・・・。

結局、Notesっていう便利(であるはずの)ツールを導入している以上、それを自社の利用目的に照らし合わせた上で使える部分は全部使えるようにすべきでしょうし、その使い道にあたっての利用者啓蒙や利用者に対してのコンサルティングができるシステム部門となって欲しいし、逆にSIの方には「そうで然るべし」じゃ無い?と利用企業コンサルティング(正確には、システム部門への教育・啓蒙?)ができる状態で居ていただきたいな、と思います。

・・・SIの方にとってはあまり”銭”になりそうな気があまりしませんが・・・(苦笑)

当然、ユーザー部門である我々もきちんと判断・活用できる目や技量を養っていかなくてはいけない、と思いますが。

だからですかねぇ、正直、Notes8の世界って、うちなんかから見ると、「完全なる別世界」のような気がします。

と、自分がこんなことを書いている時点で、うちの情報化レベルはもの凄く低いのかもしれませんが・・・。

なんであらためてこういうことを書こう、としたか、というと、(先般のエントリーにも書いた)自分の新たな仕事において、いくつか存在する課題の解決にあたり、”インフラ面で何かできないか?”を実現するのに、Notesで余裕でできるんじゃ無いか?と思うことがあるのですが、Notesの(おぼろげでも)全貌が全くわからないもんですから、イラっと来て・・・もとい、何がネックなんだ?とか考えていると書かざるを得ない、というか・・・。

「次」に進むためには、”現状とのギャップ”をいかに埋めるか?も取り上げていただきたいな、と。
(おーっと、強引に『ITの「次」が読めるビジネスブログ・メディア』につなげたぞ・・・(苦笑))

是非Notesエバンジェリストの方々、よろしくお願いいたします。
(結局、他人任せかい!(苦笑))

※1:今回のエントリーにおけるうちの会社の利用システムに対する印象はあくまで個人的な感想です。会社を代表して言っている訳ではありません。会社名を書いていませんが、一部の方には知れているので。。。
※2:前述の、以前NotesベースだったアプリケーションがWebベースへ改築された件、素人判断では、ユーザー認証をTivoli Access Managerベースにしたかったから、もあるのかな?とか思ったりするんですが、NotesだってTAMとの連携ぐらいできますよねぇ・・・よくわかって無いから勝手言ってますが。。。
※3:開発側の人のモチベーション、として、何か”アプリ依存”のものを覚えるよりも、やっぱ一般的なJSPやらServletやらせめて”Flash”とかの方が良い、とか言うのもあったりする?とか勘ぐったり。。。
※4:自分は”ヒラヒラの平社員”なもんで、予算とか自由に使う権限はありません。でも、「妹尾は何したい、と思ってるのさ。Notesでできる・できないぐらいはタダで判断してやっても良いぞ」という心優しい方居られましたら(笑)併せて募集させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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