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人材育成の現場や日々の生活で気づいたことを書きます

説明できないことは、きちんと実行できない

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「説明できないことは、きちんと実行できない」。これはある人から言われた言葉だが、全くその通りだと思う。

僕は目玉焼きを作れるが、茶碗蒸しは作れない。

目玉焼きならば、「フライパンを暖めて、サラダ油を中火で熱して、卵をそっとおく、フライパンに広がった卵のふちに少量のサラダ油を添わせる(これをやると目玉焼きのふちがパリッとなる)、卵が安定したら弱火にして、ゆっくりと白身に火を通す、付け合わせに旬のものを添えると季節感がある一皿になる」。

茶碗蒸しの作り方は??? わからない。

ところが、システム開発の現場では、説明できないまま仕事を進めていることが多いと感じる。システム要件定義の正しいやり方は? プロジェクトマネジメントって何をすること? 結構、説明が難しいのではないかと思う。

もちろん、説明できないことでも実行して、結果的に運良くできてしまうこともある。でも運まかせは避けなければならない。成功確率は下がるし、基準となるものがない状態での改善案は思いつきであり、技術の再現性もないので伝承もできないからだ。

自分自身の仕事をきちんと説明できるだろうか。確認してみたい。


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