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しつけ - 公共の場での立ち振る舞い

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電車の中で他人に迷惑をかけていた学生を注意して、暴行を加えた警察官が問題となっていますが、擁護する意見が多数寄せられているようです。お酒を飲んでいたという状態二間してや、手を出したことなど、いろいろ異論反論もありますが、本来公共の場で行ってはいけないことをきちんと注意した人が犯罪者扱いされることには疑問を持ちます。

本来、交通機関を含む、公の場でのマナーは親や周りがしつけることであり、しつけの行き届いていない人間が野放しになっていること自体が、本来社会としては異常だと思います。個人的には、手を出された学生の親が、自らの誤りを認め、警察官や世間に対して謝罪すべきだと思います。

何気ない日ごろの行動が、いつか社会のマナーに反するような考え方、行動様式を生みます。交通機関を含む公の場所では、物を食べない、飲み物を飲まない、床に座り込まないなど、騒がないなど、他人に迷惑になるようことはしてはいけないという本来子供に教えるべきことを、もう一度大人にも、学生にもしつけていく必要があるのでしょうか。

社会保険庁の問題、政治と金の問題、そして身近なところでは会社での仕事のしかたなど、いろいろな社会での問題も基本的には、他人に迷惑をかけない、お天道様に向ける顔が無い、といった、昔からの道徳規範を守ることができなくなったことに起因するのではと思います。もう一度、しきたりや社会道徳が成立していたころの考えを見返すためには、イメージと違いますが”ビートたけし”の「全思考」という本を読んでみることをお勧めします。

しかし実際には、まずは、自分から、そして自分の身内から、少しずつ、少なくとも他人に迷惑をかけることはしないようにしつけていくことしか手のうちようはありませんが…

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