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今回のNewsing閉鎖かも?騒動は、ソーシャルネットメディアの役割を考えるいい機会になりました。ブログ炎上から間髪入れずにポイント加算方法の変更を発表したことで、炎上が終息し逆に利用者の意識変化をもたらしています。

ウェブ活用におけるユーザーの情報行動は、情報発信意欲の極めて高い1%の「発信者」、発信された情報の周辺でコミュニケーションを取る9%の「コミュニケーター」、それらの情報を読むだけにとどまる90%の「ROMユーザー」の3層に分かれる傾向があると言われています。いわゆる、1:9:90の法則です。

Newsingのポイントに関するルール変更を見てみると、発信者のピッカーに2pts(旧2pts)、コミュニケーターのチェッカーに6pts(旧5pts)、ROMユーザーのリーダーに0.5pts(旧1pts)となっています。リーダーを基準に相対評価として見ると、ピッカーはリーダーの4倍(旧2倍)、チェッカーはリーダーの12倍(旧5倍)の評価になります。また、チェッカーもワンクリックの場合とコメント入力との評価を分け、後者にはピッカーの3倍のポイントが与えられています。

運営者がサイトをどういう場にしたいか、という意思をポイント付与率に反映しているとすれば、Newsing運営者は、ピッカーが提供したテーマを話し合う場にしていきたい、ということだと思います。大多数派であるリーダーのクリック獲得合戦(ひいては、その先のアフリエイト狙いサイトへの誘導)に陥ることなく、参加ユーザが自由に話し合い、コメントの集積が集合知として価値を持っていけば、とても価値のあるソーシャルメディアになっていく、と思います。

そういう意味では、ネタの提供も自薦・他薦問わず、Newsingでは原則禁止になっているセルフピックに関しても、もう少し寛容なルールであってもいいのかな、と思います。単なる自サイトの宣伝やセルフピック専門でピッカーになりすます人は、許容できませんが、「みんなに知ってもらいたい、みんなの意見が聞きたい、話し合ってもらいたい」という希望は、受け入れてもいいような気がします。

tsuji2005

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辻 俊彦

辻 俊彦

ベンチャーキャピタリスト。専門分野は、メディア系、ITサービス系。

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