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教育と訓練は違う・・・【人的資源管理入門】

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マリコさんのところで翻訳された、「人的資源管理入門」・・・ファーストプレス社、D.クイン・ミルズ著を読んでいて、特に「おおーっ、なるほどねー・・・」と感銘した場所を、今日仕事していてふと思い出しました。

「訓練」とは「何かをする方法を学ぶこと」

「教育」とは「なぜ物事がそうであるのかに関して理解を深めること」

なのだそうです。

深い・・・・・(不肖が浅はかなんでしょうか)

不肖業界では、「指導の場はOJTだ」とかよく先輩方に言われてたのを思い出しますが、「訓練」の場としては確かにとても有意義、なんせリアルですから・・・ですが「教育」の場とするながら指導する立場の人はきちんと企画してその場に臨ませないといけない、ということなんでしょうか・・・

そう思うと、なかなかいいこと言うなあ、と思った次第なのです。

「メンタリング」についても記述があり参考になりました。

「非公式でないメンターが指名された場合、メンターは自分の任務とその役割を果たす方法を訓練されている必要がある」

なるほどーっ。

前職でも現職でも、メンターのための「訓練」をプログラムすることなんて考えてみたことすらありませんでした。反省・・・

評価する立場にある直属の上司かどうかは(当人の希望もありますので・・・)別にして、メンターという制度を実行するのであれば、そのメンターに対する「訓練」を準備する必要がある。ということはその仕組みを設計する立場にある小職は、その「訓練」をプログラムするためにトレーナーに正しく「教育」をする必要があり、少なくとも小職はそれを真剣に考えなければならないようです。

カミングアウトすれば、メンターとは「息抜き(ガス抜き)」半分と思っていた不肖は、猛省させられたのでした。

帰属する会社・組織のこの手の制度を改善しようとする人には、幾分か周知の「正論」も書いてありますが、通して読むことは損ではないのだな、と実感させられた今日なのでした。

マリコさん、ありがとうございます

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