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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

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2007年3月29日 »

だいぶ前からこの手はいっぱい事件が起きてますが、末端組織の人間に「売り買い」されたら基本的に不可避だと思うし、最悪ですなあ。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070312it14.htm

それでもって、オフショアにらんだこんな事件もあり。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070317-00000044-mai-soci

ここまで考えると、もう完全な漏洩防止は難しいですなあ。

今後は漏洩後のトレーサビリティ(追跡機能)の強化の方が正しい気がしてきますね。

実は不肖今年から自宅マンションの理事長になっちゃいまして・・・

いろいろ議論していると、実際にこれは実績なんですが、いたずら・窃盗で悩んでいたのですが、対策としては防犯の警備員強化よりも、巧妙に設置した防犯カメラで犯人をスムーズに逮捕できたりして。

「盗むな!」じゃなくて「盗んでも、必ず見つけて捕まえてやるぞ!!」の方が、これからのトレンド、求めるべき方向なんでしょうかね。

クレジットカードの暗証番号、銀行カードの静脈・指紋認証・・・いろいろ工夫されてきていますが、ユーザに煩雑な手間を徐々に強いる割には、本当にセキュリティが中長期的に強化・維持されるのか、時折疑問を感じます。

詳しくは言えませんが、ある自称ハッカーの話です。

「イタチごっこなんだよ、所詮。ワクチンなんてウィルス作る奴が自分を守るために作ってついでに企業に売って儲けるものなのさ!」

はぁー・・・ごもっともかも。

確かに情報漏洩により被害に会うのはゴメンこうむりたいところですが、そのための自己防衛のために、どんどん手続きが不便になっていく。

オレオレ詐欺のせいで振込み限度額が絞られていく。確かに犯罪件数は激減。でもほんとの高額振込みがしづらくなった・・・

普通に生きていると、個人情報にどれだけの売買価値があるか、想像もつきません。

漏洩したらしたで、お詫びのオカネは500円とかそんなもん。

特に素晴らしいガイドラインがあるわけでもなく、よくわからないまま、セキュリティ強化だけがずんずん進んでいく。

ATMに並ぶ時間はだんだん長くなっていくのでは?

パスワードだって全部ばらばらに設定したら覚えられないから、結局ある一定の法則、あるいは1つのパスワードで全てのカードの暗証番号設定している人も多いはず。

これからの情報化社会、人間そのものに認証機能を求めていく流れに懸念を感じます。

うちのマンション、虹彩認証システムで、エントランスに入るときにはカメラに顔を近づけると、目の網膜模様を認識して開錠されるという、買い物袋や子供を両腕に抱えた人なんかにとっては、とても便利な機能があります。

でも、なれない人は、なかなか認証が成功しなくて、開かない。まあマンションですから誰かが開ければ、並んでいる人も続いて入っていけばいいのですが、・・・それ自体危ないかもしれませんしね。

どこまでこの「イタチごっこ」を続ければいいのか、とっても不安です・・・

今日は嘆きエントリになってしまって恐縮です・・・

TORAPAPA

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北添 裕己

北添 裕己

アクセンチュア、ヘッドストロングを経て現在、キタゾエアンドカンパニーで金融機関主体の経営・ITコンサルに従事、特にプロマネ領域にカリスマ的手腕を発揮

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