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ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

【ITエンジニアセカンドライフ】応募で運が向く

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ITに強いビジネスライターの森川です。

前回のつづきです。

企業向けのコンサル事業が軌道に乗らず、かと言って就職もしたくないと分かった私は、ライター募集に応募したのでした。

クラウドソーシングに登録したのではなく、出版社やメディアのライター募集に直接申し込んだのです。

1社目は、自費出版専門の会社でした。

ネットのフォームで応募したら、全く返事がないので、メールを送ったら返事がありました。

変な時間に面接ということで呼び出されて、30分ぐらい待たされた挙げ句、「本を書いたことがあるか」と聞かれ、「ある」と答えると、「じゃあ仕事ができたら声をかけます」ということで15分ぐらいで面接が終わりました。

あまり期待せずに待っていたら、数日後また呼び出されて、紙袋いっぱいの資料を渡されて、1週間で書籍80ページ分ほど書いてくれという依頼を受けました。

今となってはこのぐらいの量は何ともないのですが(でも締め切りは少しマージンを持たせます)、このときはちょっと面食らいました。話を聞くと、どうもライターに逃げられたらしい。ライターが逃げる理由は、あとで身に沁みてよく分かりました。

このときは仕事がもらえることが嬉しく、ためらいもありましたが、無理することも必要だろうと請けることにしました。

もらった資料は複数の関係者の証言が入っていて、昔のことだったためか時期に矛盾がありました。同じ出来事と思われることを、ある人は昭和35年といい、別の人は37年だと書いています。そこで、私は年表を作って時期の辻褄を何とか合わせることに腐心しました。

また一部資料が足りないので、置いてある図書館を調べて借りに行ったりもしました。

こうした丁寧な仕事が認められたのか、その後立て続けに仕事をもらい、短い期間にトータルで数百万円の報酬を得ました。このおかげで、ライター専業でやれるようになったと感謝しています。

ですが、最後は喧嘩別れしました。細かいことは書きません。こちらにも問題があったかもしれません。ただ、次々とライターがいなくなる会社だったとだけは言っておきたいと思います。

もう1社は、Webメディアでした。こちらは編集長がとてもいい方で、報酬は安かったのですが、とても楽しく仕事をさせてもらいました。

これも詳しくは書きませんが、編集長の思い入れの強いメディアだったにもかかわらず、最後は無念な終わり方をし、私も大いに心を痛めました。また一緒に仕事をしたい方ですが、その後の消息は把握していません。

仕事が来なければまだまだ応募していたと思いますが、この後Webから仕事がぼちぼちと来るようになり、応募はこの2社で終わりました。

応募はハードルの高いことです。しかしそれをしたことで運が向いてきたと確信しています。

【教訓】

  • 最初は少し無理しても、圧倒的な丁寧な仕事をすると、その後仕事がもらえるようになる
  • 応募することで、確かに運が向いてくる

つづく


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