ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

そろそろ将来を考えたほうがいい人たち

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ITに強いビジネスライター森川滋之です。

現在並行してAI関連の書籍3冊に関わっており、そのうちの1冊の著者が勧めてくれたので、資料として下図の本を買いました。

2017040901.pngまだ読み終わっていないので書評は差し控えますが、どちらも我々の描く夢なんてちっぽけだなあと思える本ではあります。憂き世の些細な問題などどうでもよくなってきますので、悩み多い人にはお薦めかもしれません。

● 「守りのIT」には金を掛けたくない

先月のことになりますが、なかなかショッキングな記者発表を聞く機会がありました。

主テーマではなく冒頭のツカミではありましたが、あるアナリティクス企業のコンサルティング本部長が次のようなことを言ったのです。

ある広告ベンチャーでは、約束した広告効果が達成できなければ無料だが、それ以上は青天井で歩合をもらうという成功報酬型のビジネスモデルを採用している。

これだけでも僕には驚きでした。日本では成果報酬型のビジネスは少ないですからね。

このようなビジネスモデルでは、データ(ファクト)を基に正確な分析をしながら、細かく試行錯誤することがKSF(主要成功要因)なので、アナリティクスに数億円の投資をする。

これは分かります。とはいえ、ベンチャーが数億円のIT投資というのはすごいことだと思いますが。

そして、次が一番の驚きでした。

一方、この企業の会計システムは、勘●●行である。

気持ちだけの伏せ字ですが、みなさんお分かりでしょう。会計システムにはせいぜい数百万円しか掛けないのです。

ビジネスモデルや企業戦略実現のための「攻めのIT」には数億円の投資をするが、会計など効率化のための「守りのIT」には金を掛けたくないということです。

この例ではパソコン用パッケージソフトですが、ほとんどの業務システムはクラウドで十分という企業が増えたという実感があります。2010年頃には考えられないことでした。

※会計システムは昔から、スクラッチで作らないと言われればその通りですけれど、ここは業務システムに金を払わなくなったという話として捉えていただければと。

● 業務システム開発エンジニアから転身するなら

それで思わざるを得ないのは、現在業務システム開発に従事しているITエンジニアのことでした。

ごめんなさい。本当に余計なお世話ですが、仕事は減っていくだろうなあと思います。

転身の方向は4つぐらいでしょうか?

  • 業務知識のある人は、業務コンサルタントになる
  • プログラミングと数学ができる人は、データサイエンティストになる
  • インフラに強い人は、もっとそれに特化する
  • どうしても業務システム開発が好きな人は、クラウドベンダーでSaaS開発に従事する

今の仕事を続けられるなら、それに越したことはないと思うのです。ですが、危機感を覚えた人は、今すぐ準備を始めるべきかと。

会社はあなたのキャリアパス、もっと言えば人生について責任を持ってはくれませんから。

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 97ページ分(全体の44%)読めますので、お暇ならどうぞ。
 ただ電車で読むのはお勧めできません。

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