オルタナティブ・ブログ > ビジネスライターという仕事 >

ITに強いビジネスライターとして、企業システムの開発・運用に関する記事や、ITベンダーの導入事例・顧客向けコラム等を多数書いてきた筆者が、仕事を通じて得た知見をシェアいたします。

世界一のセールスマン

»

事業パートナーと週替わりで、平日に毎日メルマガを発行しています。本日のメルマガを書く際に、参照したノートに次のように書いてありました。

「世界一のセールスマンはイエス・キリストである」P・コトラー

なんとなく分かるようで分からない言葉です。

メモはこれだけだったので、ヒントを探しにネットで検索してみました。

 

くわかる記事がありました。

イエス・キリストの「伝える技術・伝わる話し方」

冒頭の

もし、全世界に20億人の顧客がいて、2000年近く存続しているビジネスを立ち上げた人物がいたら、その教えを乞いたいとは思いませんか?

がコトラーの言いたいことを伝えていると思います。

では、なぜこんなことが可能だったのか?

上の記事によると、以下の4つがポイントだったようです。

  1. まずは相手の「知っている話」から
  2. ミニマルな言葉で
  3. 誠実かつ、ぶっちゃけて伝える
  4. 形をかえて、くりかえす 

なお、その前に「汝の隣人を愛する」奉仕の姿勢が前提だと、上の記事の筆者は強調しています。

 

たりまえの話だと切り捨てるのは簡単ですが、では、どれだけの人がこの4つができているのでしょう?

ほとんどいません。

逆にできている人は、例外なく名スピーカーと言われています。

たとえば、本田宗一郎。あるいは田中角栄。近年では小泉純一郎。

野田首相は演説上手で知られていますが、上のことができていないので、説明不足とたたかれているように思います。

言われたらあたりまえだと思うけれど、普段から自覚的にやれている人は、ほとんど見たことがありません。

4つのうちどれかが得意とか、3つまでは得意とか、そういう人は多数いますが、4つとも得意な人は、僕の知人では数人です。

 

ちろん、僕などもできていません。

3は多少できていると思うのですが、1、2はできておらず、また自覚も足りませんでした。4はどうでしょう?同じことを繰り返し言うけれど、同じことがたくさんありすぎるように思います。

しかし、考えればたった4つのことです。直すのにどれだけかかるというのでしょう。

2は才能も必要だけど、心がけていればだんだんできるようになると信じたい。

たった4つのことで、一流の伝達者(セールスマン、スピーカー、ライターなどみなこれです)になれるのだとしたら、心がけないのは損だと言えるでしょう。

 

記事に共感した方は、ぜひ下記のサイトにもお立ち寄りください。

--

▼マーケティングで最も大事なことは自分軸を持つこと。
 Who、What、Whyの3Wメソッドで、行き詰まりからの起死回生を!

head_catch.gif


--

▼自社の考えをインタビューして文書化してほしい方は

top.jpg

Comment(0)