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人月計算で見積もりを出す理由と、そこへの違和感

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とあるお客様から質問を受けました。

「大木さん、他社の(システム開発の)見積書のことで申し訳ないんですが、○○人月って書いているんですけど、これの基準になっている数字は何かご存じですか?」

ものすごく的を射た質問です。(イシンでは、過去に一度たりとも「人月」で見積書を作ったことはありません)

システム開発の見積書の多くは、今も過去も、人月で書かれているものが主流ですが、お客様に理解されているかどうかは、お客様次第。「こんなものかな」と黙っているお客様もいらっしゃるでしょうし、僕に質問された方のように、疑問に思われるケースもあるわけですね。

実は、このお客様が聞きたかったのは、人月の計算方法ではなく、「人月で計算すると、仕事が早い人と遅い人をどうやって区別できるのか」ということだったんですね。仕事が遅い人に基準を合わせないよね?というような。たしかに、イシンのキッティング業務で言うと、iOS端末のキッティングを一人あたり数千台こなしてきたイシンの社員と、派遣社員で対応している会社の人とでは、完成度、時間のすべてが違うわけですね。それを「人月」で一括りに出来るはずもなく。

「人月」を検索してみると、Wikipediaにありました。

人月の考え方では、すべての作業員が同等の能力を有しており、ひとつの作業を複数の作業員で分担すること及び複数の作業を一人の作業員に集約することを前提としている。あるいは、平均的な作業員の能力を想定し、多数の作業員の分布が正規分布に近く、想定能力付近の人が多いことを前提に計算が妥当になることを想定している。

働き方改革という言葉を聞く機会が増えていますが、今でもその人月計算でいいのかどうか。斎藤さんが「これまでのやり方にこだわれば自分たちの存在理由を見いだせなくなる」というブログを書かれていて、とても納得した今日この頃です。

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