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やりがい搾取、時間給と光熱費搾取、どっちがダメ?

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バイキングというテレビ番組が好きで、ちょくちょく見ています。いや、さすがにリアルタイムには見られないですが。で、昨日のバイキングで取り上げられたのが、「やりがい搾取」という言葉。なんのこっちゃ、と思ったのですが、日本の人事部によるとこういうことだそうです。

「やりがい搾取」とは、労働者が、金銭による報酬の代わりに"やりがい"という報酬を強く意識させられることで、賃金抑制が常態化したり、無償の長時間労働が奨励されたりする働きすぎの組織風土に取り込まれ、自覚のないまま労働を搾取されている状態をいいます。

まあ、いろんな言葉を作り出す人がいるなあ、と感心してしまいます。

西陣織の「やりがい搾取」に坂上忍が激怒 「やりがいのなにが悪い!」(しらべぇ)

記事的には結構浅いですけど、内容は深い話でした。西陣織職人になる過程で、技術を覚えることが出来る。でも、弟子なので雑用はしないといけない。でも、半年間は成果を出してもらえないし、職人として一人前ではない人の製品をお金に変えることは到底無理。だから、給与というものは支払えない。ただ、普通では身に付けられない、西陣織の技術を習得できる。それをどう考えるか、ということについて、俳優や落語家、相撲界を引き合いにだして議論されていました。

まあ、芸能人の人が意見を言うので、当然芸能界寄りの意見になるのは当然で、公平ではないのは事実です。しかし、一方で何でもかんでもブラックと騒ぐ人が多い、ということもありますよね。そんなことを言い過ぎると、仕事を楽しむことが出来なくなってしまう、という危惧があります。

仕事にやりがいを感じているのに、外野から「キミは安く働かされてるよ」って言ってくるわけですからね。人によっては「余計なお世話だ」と思うでしょうし。

一方で、会社に来て、呼ばれた会議には出席するけど、発言するでもなく。席に戻ったら、なんとなくパソコンの画面を眺めていて、ちょくちょくマウスが動いているけど、結局インターネットニュースを見てるだけ。お昼になったら、急に元気になってご飯を食べに行って、楊枝でホジホジしながら帰ってきて、またマウスに触るだけ。定時になったら、上司の顔色を見ながら、程よいところで帰っていく。そんな人もいますよね。あなたの周りにも。

正社員とかバイトとか関係なく、時間給に換算すると、いくら搾取しているんだろう?みたいな。その昔、給与泥棒なんて言葉がありましたけど、その人が搾取しているのは給与だけではないですね。光熱費もそうだろうし、職種によっては他にもあるかもしれません。

ただですね、そういう人でも「存在する意味」がある人もいると思うんです。僕が初めて勤めた会社では、「副支店長」という役職で、でも部下はいなくて、朝来たらまず新聞を読んで、スリッパで社内をウロウロして、お茶飲んで、みたいな一日の方なのですが、実はやたら社内に詳しい。

僕らが「すみません、こういうことで困っていて」と相談に行くと「じゃあ、○○部の田中くんって知ってる?あ、じゃあ、紹介してあげるよ」と、社内の見知らぬ部署の人と引き合わせてくれるんですね。つまり、リソースを適切配置することで、業務が動き始める、という感じです。とても助かったことを覚えています。

まあ、一例ですけど、視点を変えると意外と存在意義ってあるんだなあ、と思ったり。なので一概に時間給搾取、とも言えない。

同じように、やりがい搾取なんて言葉も、外野が四の五の言っているだけで、当人はどうなんだ、ということだと思います。毎年、新入社員を一定のタイプに分けて評論したがる、まあ暇だな、と思う団体もありますが、それも外野の例ですね。

本当にやりがい搾取(意味分からんけど)だったらダメだと思いますし、給与泥棒もいけない。そうではなく、自分自身がどうあるか、ということが重要なんだろうな、と番組を見て感じた今日この頃です。

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