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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

社員研修を研修会社に提案させてはいけないシンプルな理由

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イシンでは、iPadやIoT関連の社内向け勉強会、研修のご依頼をいただく機会も多いのですが、「研修」という単語から、いわゆる社員研修や管理職研修のご相談を受ける機会も少なくありません。ご相談の中には「やって」というストレートなご相談もありますが(笑)、「どうすればいいか」といった、本当のご相談も少なくありません。「ちょっと困ってて」というような。

ひと言で「社員研修」とは言っても、多種多様な研修がありますよね。その昔流行った、地獄の合宿みたいな大変なものがあれば、管理職の心構え的な研修もありますし、管理職なら部下の心のケア、みたいな研修もあります。大事なことは、自社のビジネスにとって、そして今の自社の社員にとってどういった研修が必要なのか、を考え出せるのは、中の人だけ。外部の研修会社は、去年提案したものを焼きまわしてくることもあるでしょうし、同業他社で受けたものを提案してくることもあるでしょう。ただ、言えるのは、大半は「御社を研究した結果、御社に必要な研修はこれです」といったものではない、ということですね。

先日も、上記のような焼きまわし提案をされ、どうにもピンとこない、と悩んでいらっしゃる方からご相談を受けました。申し訳ないですが、あなたが考えるしか無い、とお伝えしたのですが、もちろんどなたか一人で抱え込むことではないと思います。僕が引き受けるなら、研修を考えるコンサルティングとして費用をいただいて、中に入り込むしかないと思います。で、なかなかそういう発注はできない企業がほとんどでしょうから、自社内で考えるしかないんだと感じました。

アウトソースするのは、きちんと考えたあとなんだなあ、と感じた今日この頃です。

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