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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

なぜ「小職」「小生」になるのか

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最新のAppleClipの中で、アシスタントの弓月ひろみさんが、「Eメールは無くなってほしい」というお話をされていて、激しく同意。とはいえ、まだまだ当たり前のように利用されているのがEメールでもありますね。

メールの文面が、なぜか手紙と同じく、冒頭の3行くらいが要らない話を書いてあることが多いですよね。せっかく、即時性のあるメールなのだから、すっきり用件を書けば良さそうなものですが、そうはならないのが大人の事情でしょうか。(笑)

また、メールを書く際に、自分のことを「小職」とか「小生」と書く方がいることにも驚くことが多いです。まあ、名刺交換の際に、できるだけ自分の名刺を下の方から渡したい文化を持つ企業の方にとっては、自分を下げて書きたいのだとは思いますが、「小職」という言葉は、僕はとても違和感をもっていました。

そこで、大辞林で「小職」を調べてみると、

( 名 ) 低い官職。
( 代 ) 一人称。官職についている人が自分をへりくだっていう語。 「 -の責任において実施する」

となっています。官職、つまり公務員の方が使う言葉のようですね。国家公務員の友人に聞いてみたところ、まず一般的なメールでは利用することはない、と言っていましたので、古い言葉ではないかと思います。いずれにしても、民間企業の我々が使うのは誤用ですね。

一方で「小生」のほうは、男性言葉なので、男性が使うぶんには間違いではないようです。た・だ、「私」で何も問題ないようには思うんですよね。下手に相手に違和感を感じさせるくらいなら「私」と書くことで、変なところに突っかかって全体と読みづらくするよりもよっぽどいい。そんな風に感じる今日この頃です。

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