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人海戦術という概念を無くすと早く帰れる

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ほぼ残業ゼロのイシン株式会社の大木です。当社は、タブレットなどのスマートデバイスを導入する法人の、導入前の業務設計から、導入時のキッティング、トレーニング、さらに導入後の保守・運用までを一貫してお手伝いしてます。お客様は、業種業態問わず、あらゆる企業がいらっしゃいますし、学校は小学校から専門学校、大学までいらっしゃいます。

これらの多くの企業をお手伝いするのは、少数精鋭のメンバーです。いや、もともと少数精鋭にしたくてそうなったわけではなく、結果的にそうなっているのです。そもそも、うちの業務の経験者はいませんから、採用が難しいのですね。当初は、応募してくる人はほとんどプログラマーかSEで、当社で必要とはしない職種だったんです。なので、どこかの求人サイトに記載するにも難しい。結果的に、ほぼ人づてでの採用となっています。

この少数精鋭で企業を動かすには、2つの発想があると思っています。
1.人海戦術という概念をなくすこと
2.何を社内でやって、何を外部に委託するか

1.人海戦術という概念をなくすこと
人海戦術は日本企業のお家芸とも言えるものだと思っています。僕も前職で、新しいプロジェクト立ち上げ時には長時間労働は当たり前でしたし、それでブラックとは思わず、楽しくやっていました。ただ、長時間労働である以上は、アウトプットばかりでインプットする時間が取れないんですね。せいぜい、通勤時に本を読む程度。本にあることはその程度でしかないわけです。
そう考えると、当社の場合には人海戦術は使えない。効率化を如何に図るかがキモになってくるわけです。その昔、当時の僕の取引先だったダイエーOMCさんという会社では、ある時間になると「集中タイム」と言って、電話も受けず、接客もしない時間帯がありました。そういう発想も必要かも知れません。(当社は当社独自のやり方があります)

2.何を社内でやって、何を外部に委託するか
当社には、管理部門はありません。経理もいません。経理は、税理士が通常の税理士業務の範囲を超えて、経理業務まで行なってくれています。そういう契約なんですね。まあ、B2C業務ではないので、日々の入金管理は必要ありませんので、そういう特徴もあるとは思います。
税理士以外に弁護士や司法書士契約もありますが、そちらは都度費用がかかるため、Bizerを活用してコストコントロールしています。Bizerは、月額2,980円固定でさまざまな「相談」に乗ってくれます。作業をお願いする場合は別途費用が必要になりますが、相談するぶんにはほとんど月額で収まっています。

最近、サイボウズ式にこんな記事がありました。

タイトルだけで膝を猛烈に叩きたくなりましたが、読み進めるととても興味深い一文がありました。

彼らには人海戦術という手段がないんです。人口が多いスウェーデンでも900万人、フィンランドでも500万人程度。「人間がめちゃくちゃがんばる」という発想をはなから捨てている

日本は、高度成長期に人口が増え続け、企業も人が必要なビジネスモデル(製造業とか)でどんどん採用してきました。そういう人たちが、現在は定年退職し、あるいは50代の管理職にも収まっています。そういう人たちが自社の施策を練ると、必然的に「人海戦術」になってしまうのだろうと思います。

また、若いベンチャー起業家たちも、そういう親に育てられてきたせいか、「頑張る」が合言葉になっているケースを見かけます。まあ、独身者ばかりだと無茶も出来るのだと思いますし。

これは、さきほどのBizerを提供している株式会社ビズグラウンドの畠山社長へのインタビュー記事です。派遣ビジネスなど人海戦術型のビジネスを展開する企業は、給与を押さえやすい若手を採用したがるのに対し、ビズグラウンドでは子育てをしている35歳以上を採用条件にしています。年齢の上限に制限を設けるのは違反行為ですが、下限を決めるのはアリなんですよね。

また、コアタイムがあるとはいえ、どこでも仕事が出来る仕組みがあれば、出勤しなくてもいいわけです。これは仕組みづくりが大事だということでもあると思います。

「人間がめちゃくちゃ頑張る」という時期があることは否定しません。ただ、1年経っても2年経っても頑張り続けていると、人間はどこかで疲弊感を感じてくるものですし、燃え尽き症候群なんてことにもなりかねません。実際、すごく成長して頑張っている企業でも、退職者が続出することがありますよね。

頑張らずに智慧を絞って早く帰る。身体がラクになると、智慧も出てくるものだと思います。「人が集まるプロジェクトは、智慧を集結するということだ」僕の師匠の言葉です。

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