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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

減点評価である以上は、情報システム部門は変わらない

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オルタナティブブロガーの成迫さんが、「"攻めのIT"ができる情報システム部門になるために」という、面白いシリーズを書いておられます。僕自身も、いろいろな企業のユーザー部門の方から、「うちの情シスは...」という愚痴を聞いたことがあります。

本ブログの中でも、コメントで情シスメンバーの評価制度について書かれていますが、情報システム部門は何も生まない部署という扱いを受けていることが多いようです。なので、本人たちも積極的に提案することも少なくなってしまう。当たり前のことだと思います。

また、何かあれば、例えば一時期なんらかの理由でネットが使えなかったとか、メールが使えなかったということが起きると、いきなり後出しジャンケン的に減点をされる。ともすると、賞与に響く。これでは「やってられるか!」になってしまっても当然ですよね。新しいことを提案して、それで何かトラブルでも起きたら、また減点されてしまいますしね。

で、新しいことに取り組んでくれないから、情シス抜きでクラウドサービスを契約して使いはじめるユーザー部門が出てくる。よろしくないスパイラルですね。

社内の評価制度に手を入れるのは至難の業だと思います。しかし、それをやらないと前向きな部署(情シスだけでなく)に変わってもらうのは難しい。そんなことを感じた月末です。

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