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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

じいさん達に言われなくても外に出てみるという選択がある

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テレビ東京の、ビジネスオンデマンドに並んでいる番組が好きで契約しています。その中でも、毎週見ているのがジパング。はい、間違いなくシェリーファンなのですが(笑)、それはそれとして、番組で取り上げる各国と日本、日本企業の関係について細かく報じられていることに強い興味を覚えています。エチオピアの回とかも面白かったですね。

僕は、もともと人見知りで、人前で発言・発表をするのがとても苦手だったのですが、大学で国外に出たおかげで意見を言うことができるようになりました。(まぁ、おかげで20代の頃はうるさがられましたけど(笑))

国外に出ると、まず「空気を読む」という文化がありません。僕が今まで行った国に限られるかもしれませんが、ありません。(今まで行った国:アメリカ、メキシコ、チリ、アルゼンチン、ブラジル、ハイチ、エクアドル、ボリビア、旧ソビエト連邦時代(現:ロシア、ウクライナ、ウズベキスタン)、スイス、中国、韓国、香港(文化が違うので、中国の外に出しました)、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、オーストラリア、インド、ケニア)

そんなことよりも、むしろ自分の意見を自分の言葉で言うことが必要な国がほとんどだと思います。日本でよくあるのですが、何人か意見を言ったあとに発言する人が「もう、ほとんどみなさんが言ったので」とか「みなさんがおっしゃったので、特にありません」と、自分の言葉を言わないのが美徳(?)とされる方がいますが、僕が行った国では、それはありません。誰が言おうと、意見が似ていようと、自分の意見は自分で言います。この文化は、グローバル社会で生きていこうと思う人には、とても重要なスキルとも言えるものになると感じています。

最近では、「若いもんは、海外を見てくると良いぞ」と、のたまうじいさんが多くて鬱陶しく感じている若い人たちが多いと聞きました。まぁ、じいさん達に言われると、鬱陶しくなる気持ちは分かります。(笑)「行くんなら、お前が行けよ」とも思ってしまうでしょうね。うん、分かります。

しかし、じいさん達に言われなくても、外に出てみるということは、とても視野が広がっていいことだと感じています。「視野が広がる」というと、綺麗に包み込み過ぎですね。「衝撃的」というほうが正しいかも知れません。いいことも、悪いことも、あまりに日本と違う文化を見て、衝撃を覚える人はとても多いのですね。何でもかんでも日本が良いわけではないし、また、日本の良さを外から見直すこともあると思いますが、それは外に出てみないと分からない。誰から話を聞いたとしても、あくまで伝聞です。自分の目で見て、自分の足で踏みしめてくることが大事なことなんですよね。

じいさん達に四の五の言われなくても、自分の目で見てくる。そんな若いベンチャー経営者(最近ではスタートアップという言葉が一般的ですね)が増えているのが、とても良いことだと感じています。しかし、まだまだ外に興味を持たず、というか、実は怖がっていている人達が少なくないようです。ぜひ、外から日本を見ていただきたい。そんなことを感じた週末でした。

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