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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

Apple Watchは、時計でもあるけど、単なる時計じゃない

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オルタナティブブロガーであり、Facebookのお友達になっていただいている中西さんが、こんなブログを書かれています。

僕個人的にはかなり違和感がありますが、視点の違いがおもしろいので、あえて書いてみたいと思います。

Apple Watchのサイトを見るとわかりますが、Watchというだけあって、当たり前のよに時計の機能を持ち、さらに3デザイン×2サイズに、さらにベルトも豊富に揃っています。腕時計を買うときって、デザインで購入する方が多いでしょうね。僕自身もそうです。

さて、ここが勘違いをしてしまうポイントなのではないか、と思うのです。

1.腕時計の機能を持っている
2.デザインが秀逸である

Apple Watch Edtionの18金モデルなどは、個人的には20万円以上しても不思議じゃないと思っています。18金ですしね。そういう意味では、非常に従来の腕時計に似通ったデザインと価格帯になっています。

し・か・し、Apple Watchの「特徴」というところに、こう書かれています。

時間を伝えるだけでなく、時間の使い方を進化させる時計です

僕たちは、紙でやっていた仕事を、コンピュータを使うことで時間の使い方が変わりました。しかし、コンピュータが出た当時、とまでは言いませんが、80年代でも入力するためのキーパンチャーという仕事があり、それでも紙だけでやっていた頃よりは処理速度が速かったのですね。

しかし、パソコンの時代になり、社員一人ひとりに渡すようになり、キーパンチャーは不要になり、自分で直接入力出来るようになった。

2007年にiPhoneが登場し、日本にも2008年に販売開始されて、スマートフォンが本格的に普及してから、電話というよりも、よりコンパクトになったパソコンを手元に置くようになり、時間の使い方がどんどん変わってきたのですね。この頃から、時間の使い方が立体的になっています。つまり、移動時にメールを送ったり、電車の中で受け取った資料を確認するなど、同じ時間の中で「移動」と「メール」を2つこなしているわけです。これが、アップルが言うところの「時間の使い方を進化させる」ということなのだと思います。iPhoneでも進化させてきた、という。

Apple Watchは、名称的にはウォッチであり、時計ですが、いわゆる腕時計と同列にしてはいけないのだと思います。それは、スマートフォンは、今までの携帯電話とは違うステージの端末である、ということと同じでしょうね。

こだわった、という意味では、アップル製品はことごとく拘っていると思います。(iPhoneやiPadのカバーは分からないけれど)ただし、腕時計を進化させたわけではなく、新たなステージの端末が、たまたま腕時計の形になった、ということなのでしょうね。

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