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2007/05/17

一生懸命やれば良い、というものでもない

ビジネス
 

 前にも書きましたが、中国に来るとNHKを見る機会が多いです。普段あまりテレビを見ないのですが、早朝から出かける時以外は、朝の時間帯はNHKのニュースを見ています。そしてそのまま、NHKの連載テレビ小説へ。(^^;
 ここのところ「どんど晴れ」という番組をやっているのですが、その中で女将修行をやっている主人公が、一生懸命やり、良かれとおもってやったことが裏目に出てしまい、旅館に宿泊したアレルギーの子供が病院に担ぎ込まれることになってしまいました。
 内容は番組をご覧いただくとして、ちょうど普段から感じていることだったので、ちょっと書いてみたいと思います。
 前職のCEOが良く口にしていたことです。
     「一生懸命やらなくて良いから、ちゃんとやってくれ。」
 ちょっとキツイ言い方ですが、正しいことだと思っています。プロジェクトを含め、僕たちビジネスマンは、どれだけ頑張ったか、などは評価の対象にならず、どれだけアウトプットを出したか、が最も重要です。
 長時間仕事しようと、アウトプットが無ければ意味がありません。最も、すぐに成果が出なくても、後々に出れば良いのですが、ただ漫然と長時間働くのは、会社にとって良いことではありません。
 夜のある時間になると電気を消される会社、というお話しを聞いたことがありますが、いつまでも会社にいるのは良いことではないと思います。
 「僕は夜型ですから」と言っていつまでも会社に残る人間がいますが、周りと生活時間帯が合わないだけなので、むしろ迷惑だったりするわけです。
 また、もの凄く頑張っているように見える人でも、早めに着手しておけば良かっただけ、ということも少なくないのではないでしょうか。実は後手後手に回っているだけ、というようなことがあるのではないでしょうか。
 僕自身、ギリギリにならないと着手しない時期がありました。それは、絶対失敗しない自信のある内容だけでした。が、それでも、世の中には「絶対」は存在しないわけです。外的要因で失敗したり、遅れがでることだってあるわけです。(事実、ありました)
 自分を過信せず、早めに着手し、終わらせておくことで気持ちに余裕が出来る。そういうこともあるのではないかな、と思ったりしています。
 ギリギリになってドタバタし、結果が100%のものが出来ない人の特徴の一つに、「マルチタスク」があるように思います。
 以前も書いた記憶がありますが、我々はコンピュータではないので、マルチプロジェクトとマルチタスクを勘違いしてはいけない、と考えています。
 マルチプロジェクトは、いくつかの業務を掛け持ちでこなすこと。能力の高い人はごく普通にこなしていることですが、凡ミス、失敗を犯さないためには、シングルタスクにするべきです。その瞬間瞬間の作業は一つだけ、という意味ですね。
 瞬間瞬間にまで、あれもこれも、と抱え込むと、抜け漏れが出るのは必然だと思います。特に僕のような凡人には。
 シングルタスクで、時間の無駄を無くし効率よく仕事をすることで、「一生懸命でなく、ちゃんと」出来るようになるように考えています。

kumaboo

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