UX(ユーザーエクスペリエンス)を黎明期から追いかけ続けてきた筆者は、昨年度の成長期を経て、いよいよ今年度は成熟期に入ろうとするUXの姿を再び追いかけることにした。第2章の最後に「UXは概念や理念」であり「デザイン思考などの方法論でUXを実践することの必要性」を論じてきた。ただし、その孤高な理念を下敷きにしても、なかなか実際の業務に反映できない、もしくはその効果や価値が見えにくいとの話を、特に現場ではよく耳にする。そこで第3章では、UXの成熟期を見据え「より現場に即したUX」とは何か、もしくは「UXを通じて何が日頃の業務や事業全体に貢献するのか」といったことに焦点を絞り、言及してみたい。

鹿島 泰介

鹿島 泰介

長年のプロダクトデザインから離れ、インターネットやUX(顧客経験価値)の世界に飛び込んではや10年以上。サービスの世界を多角的視点から取り組むデジタルマーケター兼UXリーサーチャーの鹿島泰介が、デジタルマーケティングとUXの現在や未来について、予見力を駆使しブログを書きつづる。そして、まだ見ぬ世界を2017年からは政府機関の視点で探索始動!

プロフィール

 大学卒業後、日立製作所デザイン研究所に入社。テレビなどを含む情報機器全般のプロダクトデザインを担当。LA、ロンドン、ミラノの駐在経験あり。2016年からは科学技術振興機構に転職!休日は学生時代から続けている空手を子供たちに指導、日本空手協会3段。フォールディングバイクも趣味のひとつ。

【会社】
株式会社日立システムズ

【職種】
アートディレクター、UXエバンジェリスト、ユーザビリティエンジニアなど

【学歴】
熊本県立八代高校
九州芸術工科大学(現九州大学)工業設計学科専攻

【受賞歴】
パソコンFLORA310で日刊工業新聞・機械工業デザイン賞受賞
小型テレビなど、日本産業デザイン振興会Gマーク多数受賞

【資格】
公益社団法人日本空手協会、指導員C級、審判員C級、審査員D級

【好きな言葉】
スタイリッシュ、セレンディピティ、パッション、エモーショナル、クラッシー