UX(ユーザーエクスペリエンス)を黎明期から追いかけ続けてきた筆者は、昨年度の成長期を経て、いよいよ今年度は成熟期に入ろうとするUXの姿を再び追いかけることにした。第2章の最後に「UXは概念や理念」であり「デザイン思考などの方法論でUXを実践することの必要性」を論じてきた。ただし、その孤高な理念を下敷きにしても、なかなか実際の業務に反映できない、もしくはその効果や価値が見えにくいとの話を、特に現場ではよく耳にする。そこで第3章では、UXの成熟期を見据え「より現場に即したUX」とは何か、もしくは「UXを通じて何が日頃の業務や事業全体に貢献するのか」といったことに焦点を絞り、言及してみたい。

科学技術力が落ちつつある日本!

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こんにちは!UXのトビラの鹿島泰介です。大変ご無沙汰しております。

そうですね・・・日本の高度成長期を経験した私たちの世代が、今の状況を知れば知るほど、少し寂しいです。

実は皆さんが思っておられるほど日本は科学技術立国では無くなってきています。例えば、国別論文数ですが、人工知能分野などはアメリカと中国の2強で、他の国は一桁違う数字です。もっと深刻なのは研究者の数かも知れません。ただでさえ少子化が進む中で、ぜひ若い方々も文系/理系を問わず、科学技術に興味を持ち、研究開発に取り組んで欲しいし、それが結局は国力になるのではないかと思います。

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私が所属する国立研究開発法人科学技術振興機構は、その文字の通りですが科学技術を振興する政府系の機関です。実は本日から、さまざまな未来社会を創造するためのテーマを掲げて公募を始めました。ここでは語りきれないほど沢山のテーマがありますが、私の担当は「超スマート社会の実現」領域で、サービスプラットフォームやAI(人工知能)&モデリングの二つのテーマで、募集しています。応募される方々の多くは大学の研究者ですが、企業からも昨年度は応募が沢山有り、実際に企業の提案も採択しています。ぜひ国の予算ですので、自分のやりたい「超スマート社会」を牽引する、そして未来を創造する研究テーマを、この予算を使って取り組んでみませんか。国費ですので、国民すべての皆さんがそれを使って研究する権利があると思います。ご応募をお待ちしております。

http://www.jst.go.jp/mirai/jp/

―UXのトビラの鹿島泰介より―

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