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サッカーの長友選手がいつも笑顔を絶やさない理由

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サッカー日本代表の長友佑都選手の記事が朝日新聞の6月13日の朝刊に載っていましたが、その記事がウェブでも公開されていました。

朝日新聞デジタル:ぶれない心 長友の挑戦

苦しいときでも笑顔を絶やさない長友選手ですが、その理由がわかる記事でした。

2011年から12年のシーズンは、長友選手が所属するインテルにとって厳しいシーズンだったそうですが、そんな中で長友選手は主将のサネッティ選手の態度を見習おうとしてきたそうです。以下、記事から引用します。

「彼はどんな状況でも落ち込まない。『試合が終わったらネガティブな思考はすべて消している』と言っていた。だからいつも笑顔でいられる。そういう彼の姿勢が、苦しんでいたチームに大きな影響を与えていた」

同じ思考法を身につけたいと思った。自分と向き合う訓練を自分なりに始めた。

否定的なことを考えている自分が心の中にいることがある。それをどのようにコントロールして、静めていくのか、というトレーニングだ。「自分が感じていることをノートに書き出して、否定的な思考をしている自分と向き合う。簡単なことじゃない。自然にできるようになってきたけど、いつでもできるかといえば、まだできない」

私たちはついつい、自分の外側のことで、社会や環境のことばかり気になったり、何か資格やスキルなどを身に付けたりすることに気持ちが行きがちですが、それよりも重要なことは、自分の内側で、心の軸をしっかり持って、物事を前向きにとらえられる思考法を身に付けることだと思います。そのためには、自分と向き合って自分を見つめ直す時間をとることが重要です。自分の考えていること、感じていることをノートに書き出すことで、自分を客観的に見ることができます。

私が自分史活用推進協議会の活動で、自分らしく生きるためのツールとして自分史を活用することを提唱しているのも同じことで、自分の過去に経験してきたことを、失敗や挫折も含めて書き出して客観的に振り返ってみることで、より自分への理解を含め、自分の心の軸をしっかりと持つことができるようになります。

忙しさにまぎれてなかなか自分を見つめる時間がとれないという人は多いと思いますが、客観的に自分を見つめ直す時間を定期的にとることをおすすめします。

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