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週末はクワッチ三昧♪ 〜オオクワッチの魅力〜

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大の大人がなぜオオクワッチ(オオクワガタ)に魅せられたのか!?
幼少期のクワガタ採集の原体験はあるにせよ、オオクワガタという”いきモノ”にさまざまな魅力がないと続かない。そんなわけで、今日はオオクワガタの魅力について簡単に紹介したいと思います。
  • 幻のクワガタ ー実は絶滅危惧種
オオクワガタ(Dorcus hopei binodulosus)は、幻のクワガタと呼ばれ、日本では最大級のクワガタムシと言われています。 現在では飼育方法が確立されているものの、乱獲(特に材割り採集や生息木の洞の破壊)により多大な被害を受けたと言われています。その拡大した被害状況は新聞などの報道でも多数報じられており、乱獲や丘陵地の開発や森林伐採などにより野生個体の生息が危ぶまれており、2007年には準絶滅危惧種から絶滅危惧II類に引き上げられました。やはりこの希少性、コレクターには堪らない(笑)
《山梨県北巨摩郡明野村産のオオクワガタ オス75.2mm》
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  • 伝播の歴史 ー実は大陸からやって来た!?
オオクワガタは、近縁種が朝鮮半島から中国北東部にかけて生息していると言われています。日本国内においては、ほぼ全国的に分布するが、生息地域はブナ帯の原生林やクヌギの台木(台場クヌギ)に集中し、局所的です。離島では対馬のみに分布していることから、中国大陸・朝鮮半島・対馬・日本本土が陸続きだった最終氷河期の頃に南下分布した可能性が高いと考えられています。このような伝播の歴史を調べる事も魅力の一つで長い長い地球の歴史にロマンを感じてしまいます♪
  • 産地の魅力 ー人々の暮らしとの関係
オオクワガタは、潜洞性が強く、関東地方では山梨県韮崎市や大阪府能勢町などのいわゆる“台場クヌギ”の大きな洞で過ごしているケースが多い。この台場クヌギは実は人為的に作られた里山特有のクヌギであり、どこにでもあるものではなく、地域性がある。
《山梨県韮崎市某所の台場クヌギ》
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同じオオクワガタの有名産地である佐賀県や福岡県などでは台場クヌギがないことからその生息環境は異なる。筑後川流域の柳の大木や古い民家の庭先のクヌギなど。
四国では香川県の綾歌郡が産地として有名でこの地域ではクヌギから採集され、近くには溜め池がたくさんあるとか(水辺とクワガタの関係は実は興味深いです)。
中部地方では、岐阜県の木曽三川流域などの輪中地帯でも採集されており、我が家の岐阜県産は庭先のエノキのから採集されたもの。
さらに東北地方では福島県や青森県十和田湖周辺のブナの原生林に生息していると思われ、関東や関西とは明らかに生息環境が異なると思われる。
これらは○○産として半ばブランド化しており、コレクションの対象となっている。
  • 環境問題 ー外来種との関係
近縁種の外国産オオクワガタ(タイワンオオクワガタ・グランディスオオクワガタ・ホペイオオクワガタ)と交雑し、遺伝子汚染をもたらしているため、外来種・国産を問わず、飼育個体は野外に放ってはならないと呼びかけられています。
よく、”夏が終わったから山に返してあげましょう!”という親子の会話を聞きますが、オオクワガタに限っていえばこれは厳禁なのです。
  • 生態 ー実は臆病者で人懐っこさもある可愛いヤツ
危険を感じると、すぐに洞(うろ)に隠れる。飛ぶことも滅多になく、住処(すみか)を変える際か灯火に引き寄せられる場合ぐらいだと推測されています。
樹洞を縄張りとしたオスの元にメスが次々と訪れる生活を夏季に送り、交尾の後、受精したメスは大木の立ち枯れなどに飛来し、産卵する。また、産卵中のメスは肉食傾向が強くなり、他のクワッチを食べてしまうこともある。9月末から10月くらいになると、成虫は越冬態勢に入り、翌年の5月頃まで活動休止する。野生個体の生活環境は生息域により異なるが、甲信越や関東では、2年1化1越年(幼虫で2年過ごし夏に羽化後翌年までじっとしている)で、孵化から3年目の初夏に活動を開始し、成虫は繁殖活動後も越冬を繰り返す。なお寿命は長く、飼育下で5-6年生きる個体も珍しくない。
性格はヒラタクワガタやノコギリクワガタに比べて温厚で飼育下では人懐っこさも感じるが、大顎ではさむ力はかなり強い。大人でも指に穴が開くほどの力であり、注意が必要。実は、パパクワッチの3回親指に穴を開けられた経験がある(笑)
  • ブリードの魅力 ー創意工夫で個体の特徴を伸ばす楽しみ
オスの成虫は野生個体(Wild)では最大76.6mm、繁殖下では、87.1mmが記録されています。野生個体の全長では、対馬ヒラタクワガタに譲るものの横幅のある体躯はまさにクワガタの王様に相応しい種だと思います。50mmクラスのメスは、まさに巨大の一言に尽きます。光沢のある縦筋の入った上翔は漆細工のうようで素晴らしい工芸品のようです。
《福島県南会津群南会津町産のオオクワガタ メス50.0mm》
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1990年代初頭までは、飼育方法が確立されておらず、いわゆるマット飼育(発酵させた木屑)や材飼育(朽ち木の中に幼虫を穿孔させる方法)でした。そして成虫になるまで数年間必要とし、大きくても60〜70mm前後の個体を羽化させるのがやっとでした。
しかし、キノコ栽培の技術を応用したクワガタ専用の菌糸ビンの開発と温度管理のノウハウ、血統管理方法の確立により、初心者でも80mmクラスの個体を一年間で羽化させることが可能になったのです。まさにこれはクワガタ界の産業革命と言える出来事でした。
《オオクワガタ飼育の産業革命”菌糸ビン”》
謎の物体Xという感じ(笑)。初めて見た時は気持ち悪かった。クヌギやブナなど広葉樹のチップにオオヒラタケなどの菌を植菌したもの。写真はパパクワッチがハチミツ用の2,000ccビンに詰めた逸品。
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ブリードの世界では、立派な大顎で頭幅があり、お尻がキュッと締まったいわゆる逆三角形の大型個体で美肌の男子が好まれます。
ブリーダーは個体の持つ良さを引き出しながら美形個体や大型個体を作出することを競い合い、美しさや大きさを競うコンテストも毎年開催されています。
オオクワッチを趣味にしている人は、大きく3パターンあると言われています。まず1つめは、採集家。そして、ブリーダー。最後はハイブリッド(採集とブリード)。ハイブリッドを極めるに人は神の領域。普通の人にはできない。
パパクワッチは、ブリーダーとして日本列島各地のオオクワガタを産地別に累代飼育(ブリード)してコンテストにも時々参加して気楽に楽しんでいます。
(つづく)
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