人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

11. 創造的発想を最も邪魔するもの

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久しぶりに宣伝です。

9月7日、エモーションソリューションズ様主催で、「創造的発想術トレーニング」を2.5時間に凝縮したセミナーを実施します。

詳細は、こちらをご覧いただくことにして・・・

色々なことを勉強したり、練習を繰り返したり、経験を積んだりして、人はひとつのことに熟練し、上達していきます。
しかし、今までに遭遇したことのない問題にぶちあたったり、今までのやり方ではうまくいかなかったり、成功事例の模倣では差別化が図れなかったりした場合は、今まで誰もやったことがないようなことを考え、実践していかなければなりません。

ひとつのことを深く考え、正解や最適解を求めるための思考を、論理的思考(ロジカル・シンキング)といいます。
実は、コンピュータが最も得意なのはこのロジカル・シンキングです。今もてはやされている AI は、いわば「すごくかしこいロジカル・シンキングの装置」なのです。ビッグデータを解析し、ディープ・ラーニングを行い、ものごとを多方面から分析して、最適解を導き出します。正直、あと数年、そうですね、自動運転が完全に実用化されるような時代になれば、人間のロジカル・シンキングはコンピュータにまったく歯が立たなくなるでしょう。

一方、今まで誰も考えつかなかったようなことを色々考えるような思考を、創造的発想(ラテラル・シンキング)といいます。創造的発想を最初に提唱したのはエドワード・デボノという人で、この人は「水平思考」と名付けました。

9月7日のセミナーは、この創造的発想力を短時間で養いましょう、というものです。みなさん、ぜひ来てくださいねー。

・・・で終わってしまってはただの宣伝になるので・・・

斬新なアイデアを考えろ、と言われて、頭をウンウンひねって考えても、何も出てこない。
そのくせ、居酒屋で同僚と無責任に話をしているときは、面白いアイデアが結構出てくる。そんなこと、ありませんか?
結局、机に向かってウンウンうなっているときは、何かが斬新なアイデアを邪魔しているんですよ。
それはね、実現の可能性とか効果の高さとかの、現実的な評価です。アイデアを考える時に、ほぼ同時に「こんなこと、できるわけないよねー」とか「お金がかかりすぎるよねー」とかって、無意識のうちに評価してしまっているんですよ。で、結局出てくるアイデアって、無難なものばかりになっちゃうんです。

斬新なアイデアを考える時には、そのアイデアの出来栄えについて一切評価してはいけません。

どんなばかげたアイデアだろうが、どんなに実現不可能なアイデアだろうが、どんなに荒唐無稽なアイデアだろうが、とにかく出すんです。俎上に乗せるんです。アイデアを考える段階では、とにかく質より量です。最低でも30個、できれば100個、アイデアを考えましょう。この時、アイデアを評価したり、値踏みしたりしてはいけません。アイデアを評価することが、創造的発想を一番阻害します。

アイデアを出せるだけ出してから、次のフェーズで値踏みするんです。実現の可能性をさぐったり、効果について考えたり、コストを計算したり、関係者をどう巻き込んでいくかを考えたりするのは、アイデアを出し尽くした後でやることです。決して同時にやってはいけません。

私の創造的発想の研修では、(最終的に卓抜なアイデアについて賞賛はするものの)実現の可能性については一切考えません。それがいいんです。それは、論理的思考の仕事ですからね。

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