10. インバスケット認定トレーナーになりました

先日、晴れてインバスケット研究所の認定トレーナーになり、インバスケット研究所が提唱するインバスケット思考を正式に教えられるようになりました。

「インバスケット」とは「未処理箱」という意味です。元々は、米国空軍が教育訓練の結果測定のために編み出した手法だと言われています。軍隊のリーダーが、極限状態の中で最低限の情報から状況を判断し、洞察し、最適な判断を下すという一連の思考法を教育するために生まれました。

手法は、一種のロールプレイのような形で行われます。受講者に与えられる時間はわずか60分間。その間に、20件の案件を処理しなければなりません。受講者は、前任者が突然倒れて、引き継ぐ間もなくそのポスト（課長や部長など）に抜擢された、というシチュエーションで案件に臨みます。前任者が未処理箱の中（イマドキですから、メールボックスの未読メッセージ、と考えるのが妥当でしょう）に残していった20個の案件を、たった60分間で処理しなければなりません。60分後には出かけなければならず、出張や研修などのためにとうぶん（1週間ぐらい）帰って来られない、という状態です。そのため、適切なメンバに仕事を割り振ったり、お願いをしたりしなければならないのです。

インバスケット手法により、以下のようなことが身につくと言われています。

1. 優先順位設定力
2. 問題解決力
3. 洞察力
4. 判断に対する自信

普段、時間に追われてばかりで仕事がはかどらないという人、誰かさんの割り込みに悩まされている人、たくさんの案件を短時間で処理しなければならない人、ヘビーな意志決定を迫られている人、ぜひ一度、インバスケット思考を学習しに来てください。

・・・と言いながらこの研修、私自身にグサグサこたえるんですよねぇ・・・

追伸 インバスケットはインバスケット研究所の登録商標です。