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人を動かすものは何でしょうか?様々な「座右の銘」から、それを探っていきたいと思っています

「ごめんなさい」を「ありがとう」に換えよう

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ええと、大変ご無沙汰していました。

7月、8月は怒涛のように忙しかったのですが、なんとか一段落しました。
これからまたちょくちょく書かせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、復活最初の話題はですね。謝りぐせがついている人のお話です。

「ごめんなさい」という言葉はとっても素敵な言葉です。自分の非を素直に認め、相手に謝罪し、反省し、可能であれば改善しようとする言葉です。

しかし、この「ごめんなさい」が口癖のようになっている方もいらっしゃいます。
謝りグセがついちゃっている人、とでもいいましょうか。
ごめんなさいが口癖の人の特徴は、まず謙虚であること。「とりあえず謝っておけー」というような、謝るということを軽く考えているような人ではない、ということです。

と同時に、少し残念な人でもあります。自分の価値を自分で値下げしてしまっている傾向があります。時には謝らなくてもいいところで謝ってしまう場合もあります。

「ごめんなさい」と言いそうになったら、それが「ありがとう」に言い換えられないか考えてみてください。そしてもし言い換えられるのなら、言い換えてみましょう。謝るのではなく、相手に感謝するのです。

  手間を取らせてしまってごめんなさい   ではなく   手間をかけてくれてありがとう

  お金を出させてしまってごめんなさい   ではなく   おごってくれてありがとう

  待たせてしまってごめんなさい       ではなく   待ってくれてありがとう

ほら、なんか、素敵に見えませんか?

つまり、相手が何かしてくれたときには「ごめんなさい」ではなくて「ありがとう」といいましょう、ということです。相手はあなたに謝らせるようなことをしたのではなく、あなたに良いことをしたのです。「ありがとう」というだけでも、相手との関係がよりすばらしくなります。相手はもっともっとあなたに何かしてあげたいと思うだろうし、あなた自身も相手に何かお返ししたいと思うようになるでしょう。

ごめんなさい、と言ってしまうと、目の前にある小さな幸せに気づかなくなります。

ありがとう、と言うと、目の前にある小さな幸せに気づき、それがいとおしくなります。

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