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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

髪を切ったが、誰からも何も言われない。

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2か月ぶりくらいに髪をばっさり切りました。もともとショートなので、ショートがショーター、ショーテスト、って感じに変化しただけですが、出社してみたら、見事なまでに何も言わない!誰も何も言わない!

気づかないはずはないのに、
「髪、切ったんですね」
でも、
「髪、短くなりましたね」
でもなく、
とにかく何も言わない、誰からも一言も言われないのです。

なぜかなぁと考えてみるに、

最近、「ハラスメント教育」を何度か行っているんですね、社内で。

セクハラ、パワハラ、ジェンダーハラスメントなどなど。いろいろあるわけですが、その中に、「他者の見た目に言及しない」という内容もあって、それがたとえ、誉め言葉(のつもり)でも、相手が不快に思うかも知れないから、何も言わないほうがよい、といった雰囲気ができました。

そうそう、昔は、服装を変えたり、髪型を変えたり、バッグを変えたり、靴を変えたりすると、誰かが何か、ちょこっと言ってくれたものですが、最近は、何がアウトか、何がイエローカードかわからないので、誰も何も言わない、ということで微妙な均衡を保っているような気がします。

そういえば、先日、「そのジャケット、素敵ね」などと言われると不快だ、という話を間接的に聴き、「なるほど、そういうこと(素敵、というのは、どちらかといえば誉め言葉だろう)も言われると嫌な気分になる人がいるんだなぁ」と思った次第。

これを世知辛い世の中だ、生きにくい、不寛容だ、というのは簡単なのだけれど、行き過ぎて不快だという場合も多々あるので、だったら、何も触れないのが無難なのですね、きっと。

なんてことを書いていたら、30年以上前のことをふと思い出しました。

「今日の口紅は、肌の色に合っていないね」

とわざわざ指摘しては、女性陣を怒らせていた25歳くらいの男性(先輩)がいました。この先輩は、学生時代に化粧品の材料になるような成分だか何かを研究していて、それでやたらと人の化粧が気になるだと言っていました。

この男性の先輩と同期の女性の先輩たちが、「●●君ったら、口紅が合っていないなんて言うのよ!失礼な!」とぷりぷり怒っていましたが、ハラスメントという言葉もまだ存在していなかったので、それ以上の問題にはなりませんでした。

今だったら完全にレッドカードですね。

※私が「50代だからじゃね?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、年齢に関係なく、仕事に関係ない部分については誰も何も触れないというのは、最近の職場の特徴のように感じます。(あくまでも、私調べ)


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厚労省「明るい職場応援団」サイト

以下の本には判例も載っていて、勉強になりました。

 

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