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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

ボキャ貧はトラブルの元。

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ボキャブラリー(語彙:ごい)が豊富であるほうが、貧弱であるよりはたいていの場合、よいはず。

誰かの発言、誰かの書いたものを読めて、理解できるかどうかは、ひとえに自分のボキャブラリーによる。

自分が何かを表現したい場合もしかり。ボキャブラリーが豊富なほうが、多様な表現を使え、言いたいことをばしっとすぱっと言い表しやすい。

さて、若者である。

若年者は、一般に、年長者よりもボキャブラリーが少ないものだ。

だから、言いたいことが、きちんと表現できないことも多い。

最近、同僚の女性(アラフォー)が、20代の後輩に、こう言われたそうだ。

「●●さん、今日は、ふけてますね!」

「・・・・・」


どうも、「やつれていますね」「お疲れのようですね」と言いたかったようなのだが、20代の彼は、いきなり、「今日は、老けてますね!」と言ってしまったらしい。

アラフォーの女性のほうからこの出来事を聴いた私は、大笑いしてしまったのだが、(もちろん、言われた当人も大笑いしていた)場合によっては、大騒動になるかもしれないような出来事である。


頭の中に表現したい何かがあって、それを言葉にする過程で脳内では、変換作業が起こっているわけだが、頭にあるものを適切に表現できる言葉に変換するためには、ボキャブラリーが必要で、だから、やはり、日ごろから、まずは、母語をきちんと勉強することが大事なのである。

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この本、とてもよかったので、お勧めです。

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