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朝日新聞社主催『女子組「オトナの保健室」刊行記念イベント』に行ってきた!

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朝日新聞社が『オトナの保健室』という本を出したということで、その刊行記念トークショーがあった(2018年10月27日(土))。朝日新聞のメルマガで流れてきた「参加者募集!」にクリックしておいたら、抽選に当たって権利を得たのだ。

当日の条件として、『オトナの保健室』を事前もしくはその場で購入することとあったので、事前に購入し、読んでから会場へ。
(誰かの講演とかトークショーに行く際は、事前にその人の書いたものを読んでおくことをお奨めしたい。理解度が全く違うから。)

トークショーは、この本の最後のほうで対談をしている作家村山由佳さんとエッセイスト酒井順子さんのお二人。来場者は全員女性。

村山由佳さんと言えば、おおぉぉ!と思う小説を週刊文春で連載していた作家だが、なかなかのぶっちゃけあけすけトークぶりで面白かった。どちらかというと湿度が高い感じ。最近の「おおぉぉ!」系作品にも出てますね。

一方、酒井順子さんは、カラッとしたぶっちゃけあけすけトークでこれまた文章通りの話し方で、昔から酒井さんのエッセイを読んで来た私としては、嬉しくなって、なるほどなるほどと思いながら、気になるフレーズをメモをしていた。

この本は、朝日新聞の「女子組」という特集コーナー?に「オトナの保健室」と題したシリーズを展開しているものを、主に、「女性と性」にフォーカスしてまとめたもの・・・らしい。(朝日新聞を読んでいないので、ごめんなさい、詳細は理解していない)

司会をしていた朝日新聞の記者(もちろん女性)が、「この特集は、セックスレス問題から始まったのだが、色々と展開して、云々」と言っていたので、「女性」と「性」に絡む読者からの投稿やその他の記事がまとめてあるのだろう(実際、本はそういう内容)。

本の内容は、興味あればお読みいただくとして、(なかなか面白かったです)

このトークショーでメモっていたことから、思ったことをつらつらと書いてみる。

酒井さんが「書くこと」について、こんなことをおっしゃっていた。

ドロドロしたものとか、自分は書くことによって、お炊き上げをしている気分になることがある。
言葉にすると理解できるようになる。もやもや、ドロドロは、そのままだともやもやドロドロのままだけど。


これ、すごく分かる。

人は、頭の中で考えているようでいて、なかなかうまく考えも思いも気持ちもまとまらないものだ。一旦、外に出す。話すのでもいいし、文字にしてみるのもいいが、自分から外に出すことで、「ああ、こういうことだったのだ」と自分で自分が理解できる。

カウンセリングというのは、会話により言葉にするお手伝いをするものだし、自分で日記やブログ、あるいは、SNSに投稿する、など文字にすることをしてみると、自分の感情が浄化されたり、成仏したりすることもあるのだと思う。

日記に書くことは、自分のための整理になるけれど、それをSNSやブログなどで発信すると、「私もそうだった」「わかるわかる」という人も現れ、「自分だけじゃないんだ」「他にも同じことを考えたり悩んだりしている人がいるんだ」と思える場合もある。

だから、文字にするのは大事だ、ってことを酒井さんは話していた。

それと、婦人公論100年分を研究した本を最近出されたのだけれど、それについても触れていて、こうおっしゃっていた。

婦人公論を100年分読んでいて思うこと。日本の女性は、思っていることを言わずに過ごしてきたんだなぁ。波風立てることが嫌で言わない。不満が積もり積もっている。だから、自分の「欲求」を伝える努力もしたほうがよいと思う。

例として挙げていたのが、昔の「婦人公論」に「具合悪くて寝ているのに、夫が、"オレの飯はどうするんだ?"と言ってくる」という恨みつらみが投稿されていて、100年間、ずっと同じことを女性は不満に思ってきたのだなぁと思ったそう。

でも、そんなこと、言わなきゃ分からないので、「こうしたい、こうしてほしい、という欲求を伝えたほうがよい」と酒井さんはおっしゃっていた。

こういうことを書くと、「男性も不満は持っているが、言わないだけだ」「男だってツラいのだ」という声が聞こえてきそうだけれど、それは当然だ。男性も伝えることが大事だ。

言わなくても伝わるなんてことはまずなくて、言わなきゃわからないし、言ったところで、全部伝わるわけでもなく、「欲求」(性的なことだけじゃなくて、家事負担とか家族の問題とかWLBとかについての欲求)は、互いに話し合うことが大事なんでしょうね、と、とっくにバツイチの私は遠い目をして思ったのであった。

もうお一方の村山さんのお話は、面白かったんだけれど、あまりに赤裸々過ぎて(笑)、とてもブログには書けないので、その場にいた250人の女性の胸にほとんどしまわれるのじゃないかと思う。笑

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「女性と性」の投稿とインタビュー記事などの最後の方にお二人の対談が載っています。かなり長いです。

酒井さんのお母さまの話にはかなりインパクトがあって、ええーっ!?となりましたが、トークショーの時もこの話はなさっていて、もっと詳しくお話しなさっていたので、さらにええええーーっ!?!?となりました。(詳しくは、本書をお読みください)

全然関係ないですが、この本に載っている投稿をたくさん読んで、「結婚とは何か?」という哲学的なことをふと考えてしまいました。「結婚とは何か」というより、「結婚という制度は何か」かな。

「婦人公論」の本と共に、トークの中で触れられていた『男尊女子』。

トークショーの直後に入手したので、これまた読んでみます。

 

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