人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

何のために働いているのか。

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平成28年度に国家資格化された「キャリアコンサルタント」を私もすぐ取得しましたし、同僚もチャレンジし、取得してます。「国家資格、取りました!」なんて話をあちこちでしていると、お付き合いのある企業の人事や人材開発のご担当者からも、「僕も頑張って取りました!」「私、今勉強中です」とおっしゃることが増え、「おお、同志!」と嬉しくなります。

国家資格になったということは、それだけ、今の時代、キャリアについての課題が大きいということでもありますね。

さて、そんなわけで、ここ数年は、キャリア開発関連のワークショップや研修が増えまして、20代から60代まで幅広く、様々なプログラムをご提供しています。(まだまだ試行錯誤中ではありますが)

その一つ、公開講座での出来事。

20代のエンジニアが、「自分のキャリアに迷いがあって、このまま進むべきか、別の道(会社)を考えるべきか、考えているので、自分の気持ちや考えを整理するためにやってきた」とおっしゃいました。

途中、どんな仕事が好きか、と、どういう技術を極めたいか、とか、そういう「仕事の中身」に関する話が多かったのですが、1日のワークショップの最後に何をおっしゃったか、というと、実にシンプルな「自分が働く時の軸」をあらわす言葉でした。

2年前に生まれた息子に誇れるような仕事をしたい

・・・わたくし、感動しまして。

実にシンプル。

実に分かりやすい。

自分の息子に誇れるような仕事をしたい!

これを軸にすれば、キャリアでの岐路、節目、あるいは、日々の仕事の中での迷い、困惑があったとしても、常に「息子に誇れるか」を考えて判断すればよいことになります。

これって、職種とか仕事の中身だけに限ったことっではなく、仕事の仕方、取り組み方も含めて、すべてに通じるとてもシンプルな軸です。

たとえば、会社や上司から「これをやって」と言われた時、その仕事が「息子に誇れるか」を考える。
あるいは、ある仕事に取り組む際の自分のやり方、取り組み方が「息子に誇れる」ものになっているかを考える。

こういう軸が明確になると、仕事はうんとしやすくなるように思います。

私の場合は、「これをやることで、相手がハッピーに近づくか」をいつも考えるようにしています。
だから、地獄の訓練系も嫌いですし、内面を深くえぐるような対話が多い(自己開示を無理やり迫るような)プログラムも頼まれても実施しません。

仕事が楽しくなる方向、ハッピーになる方向に振れるものであれば、やる!と、それが私の軸です。

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エドガー・シャインの「キャリアアンカー」は、簡単にできるアセスメントブックも出ていて、これ、読むだけでもなかなか面白いです。

ちなみに、キャリアアンカーは仕事経験がある人じゃないと測れないということなので、学生向けに考えさせるのはコクというか、あまりよろしくない、わけです。

  

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