人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

困った時は、「カタカナ語」で逃げる

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この話は何度も書いたので記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれないが、まあ、同じ話を何度もするのはシニアの特徴なので、こらえてつかーさい。

ある企業で「新入社員向けフォローアップ研修」というのを担当したときのことだ。まもなく2年目になろうという冬の時期に、新社会人生活のあれこれをふりかえり、2年目になる覚悟を決めようというような内容だったと思う。もう15年くらい前の話。

「周囲とのコミュニケーションで成功したこと」「失敗したこと」をブレストで挙げ、模造紙にまとめてもらった。

その中に、「年配の人との会話が難しい」とあった。

むむ? むむむ? 「年配の人とは、何歳くらいの方ですか?」

私は冷静に落ち着いてそう問いかけた。

彼は、「30歳くらいの方です。30歳くらいの年配の先輩と、話すのは緊張します」ってなことをにこやかに答えた。

後ろに座って研修をオブザーブしていた人事の方たち(アラサー)が、その返事を聴いて、全員突っ伏した。

「うーん、年配という言い方はとても年齢が上のような感じがしてしまうので、単に、先輩とか、年長者とか、歳の離れた方、といったほうがいいですかね」

とやんわりアドバイスをしたのだった。

ここまでの話は、何度も書いたので、「それ、読んだよ。」「書いていることが微妙に変わっているけど」などという突っ込みはあるだろうが、記憶は少しずつ改善・改悪されていくので、細かいところは気にしないでほしい。

さて、ピュアな気持ちで口にされた「30歳年配の先輩」という表現は、それなりの衝撃を私たちに与えたのだが、考えてみれば、表現というのは、結構難しいもので、たとえば、ある時、どなただったかが、

「高齢者の社員が」

とおっしゃるので、

「65歳以上」を指しているのかと思ったら、

「50歳以上」だったのに驚いたこともあった。

国でも「高齢者」は「65歳から」となっているのだからして、そこは一つ、「ベテラン」とか「シニア」とか、あるいは、ストレートに「50代以上」などと言ってほしいものだ。

(たぶん、この時も、この社外のどなたかに、やんわりと、「高齢者は、ちょっと・・・」と指摘したような気がする)

ベテランとかシニアとか、カタカナ語にするとなんとなく柔らかくなる(気がする)。

なので、困った時は、「カタカナ語」に逃げるという手がある。

「中年社員」と言われるとかちんとくるかもしれないが、「ミドル」と言われたら、そんなに気にならないはず。
(「ナイスミドル」とはいえば聞こえはいいが、「いい中年」と言ったら、「いい年して・・・」と揶揄的な文脈で語られるような気もするし)

●中年→ミドル
●50歳以上→シニア、ベテラン

でも、20代のことを「ナウなヤング」とは言わないので、中高年以上を指す時、ストレートな表現を避け、なんだかよくわからない、ごまかしのニュアンスを含む「カタカナ語」にしているのかもしれない。

他にもいろいろと言い換え例はあると思うが、思い出したら、また報告したい。

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全然話は違うのだが、iPhone純正の白いイヤフォン、私の耳の形状に全くあわなくて、耳に突っ込んでも3歩歩くと、耳から脱落するのですね。


この形状は、アメリカ人に最適化されているのでしょうか? あるいは、日本人の中でも私の耳の形がユニークなのでしょうか?

・・・・という疑問を持ったので、Twitterで調査しています。
よろしければぽちっとしてみてください。笑。

今のところ、100%が「耳から脱落する」を選んでいます(母数4ですが)。

https://twitter.com/TanakaLaJunko/status/1003210246909616128

昨日は、ウォーキングに出かけようと普段使っているシリコンがついているイヤフォンをしたら、断線しているらしく、音が聞こえなくて、仕方なく、純正白を取り出したら、3歩歩くと脱落するものだから、6㎞くらい歩く途中、ほとんどずっと右耳を押さえていました。鶴田浩二ばりに。(←古い)

※歩く時は、片耳のみイヤフォンを指しています。

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この本、最初に読んだ時、大爆笑したものでした。今は文庫になっているのですね。

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