人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「ご遠慮ください」考、ふたたび。

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以前、「ご遠慮ください」ってなんだか感じ悪いわー、潔くないわー、ということをこのブログで書きました

この時は、「同業他社お断りセミナー」に申し込んだら(申し込んだ時点ではその旨書いてなかった)、あとから事務局よりのTELで、

「田中様は、同業他社で在らせられるので、出席をご遠慮いただきたいのですが」

と"丁重"に言われ、不快だったという話です。

自分たちが断りたいのであれば、申し込んだ側に「遠慮しろ」ではなく、「お断りします」と言えばいいじゃないか、潔くない!と激おこぷんぷん、な感じになったのでした。

最近、久々に、「この場面で、"ご遠慮ください"はないだろー」という経験をしました。私が言われたんじゃなくて、隣の見知らぬ人が言われていたわけなのだけれど。

先日、川越で10㎞レースに出たわけですね。そして、そのさい、「川越観光をしていってね」と言われ、蔵のまちなどを散策していたんですよ。

あるお店で、ドーナツを買おうとしたら、私の前の買い物客(観光客)がやたらと待たされていて、何かなーと思っていると、店の奥から店員さん(たぶん、その家の人)が出てきて、こう言ったんです。

「今日はいいんですけど、1万円はご遠慮いただいているので、次回からは気を付けてください」

言われたお客さんは、「知らなかった!1万円札しかなくて、ご迷惑おかけして、ごめんなさい」と丁重に詫びて、おつりもらって、去っていきました。

個人商店が、1万円札をばんばん出されたら、特に、日曜日にそんなことされたら、おつりが枯渇して困るのはとても分かる。

分かるのだけれど、観光客に対して、
「1万円札はご遠慮いただいているんです」と「次回からは気を付けてください」とは、ずいぶんな言いようだなとびっくりしました。(しかも、よく見たら、お金を置くトレイにも手書きで書いてあった。「1万円札はご遠慮ください」と)

こんなこと、自分が言われたら、もうそのお店、二度と行かない。店主が怖いから。

次に並んでいた私は、無事ドーナツを買って、カバンに詰め込み、また川越散策を続けたのですが、道々、「うーん、あのシチュエーションだったら、なんと言えば角が立たないのだろう?」と考えてみました。

「1万円札はご遠慮いただいているんです!」は失礼だ。でも、出されたら困るというのであれば、

「1万円札以外でお支払いいただけますよう、ご協力ください」
「おつりがそれほど準備できないので、極力1万円札以外でお支払いくださいますよ、お願いいたします」

そういう表現だったら、ここまで違和感は覚えなかったと思うのです。

「次回からは気を付けてください」なんて言葉も失礼な印象を残しました。

観光客は、たいていの場合、いちげんさんで、もう一度来るかどうかもわからない。そういう相手に「次回からは気をつけろ」と言ったら、余計、来なくなるでしょう。

「次回来られたら、またいろいろお買い物してくださいね♪」とか
「ぜひ、またいらっしゃってくださいね」とでも言っておけばいいものを。

「ご遠慮ください」ってどうにも引っかかる表現です。

あ、そういえば、この間、大阪のホテルのレストランにこう書いてありました。

「20歳未満の方の飲酒は、ご遠慮ください」

そこ、「遠慮」じゃないだろー、「禁止」だろー。「法律で禁止されている」だろー、と心の中で100回くらい突っ込みました。

オブラートに包んでいるのかもしれませんが、なんか、そこじゃない、それ言ったら、余計こじれるという印象を与えるのが「ご遠慮ください」だなぁーと、私は思いますです。まる。


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この本、読んだことあるようなないような・・・。

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