人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

お知らせ:『ITエンジニアが生き残るための「対人力」の高め方~あなたに足りないのは「察する力」だった~』日経BP社(2016年3月18日発行) 

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3年ぶりに新刊本を出します。紙の本です。

『ITエンジニアが生き残るための「対人力」の高め方 ~あなたに足りないのは「察する力」だった!~』

日経BP社より、2016年3月18日発売開始予定です。

これは、シリーズものになっており、『ITエンジニアが生き残るための』までは、シリーズ共通のタイトルです。
これまでに2冊出ていて、私の本がシリーズ3冊目です。

「コミュニケーション」をテーマに本を作りたいね、という話を編集者さんとしまして、何度か話し合いをした中で、私が「ITエンジニアの方って、"想像力"とか"観察力"を発揮するのが苦手な人、多い気がする」と発言したことから、どんどん構想が膨らみ、この本の骨子が決まりました。

仕事柄多くのITエンジニアにお会いしますが、「相手がどう感じているか」「相手がどう思うか」「相手にどう捉えられるか」といった部分にあまり意識がいかないことが多いように思います。(「ITエンジニアに限らないだろうー」という突っ込みもあるでしょうが、まあ、それはそれとして)

たとえば、日頃よく感じることとして、メールの書き方。

① Aさん⇒Bさん

「Bさん、

来週の会議ですが、うちの課長が参加できないと言っています。  ← 来週って? 出来ないからなんなのか?

A」


② Bさん⇒Aさん

「Aさん、

ええと、来週の会議って、3/10(木)10時からの会議のことですか? ←ほら、確認しなきゃならなくなった。

B」

③ Aさん⇒Bさん

「Bさん、

そうです」  ← 「そうです」じゃなくて!

④ Bさん⇒Aさん

「Aさん、

いつなら都合いいですか? ← ほら、また質問しなきゃならなくなった。

B」

⑤ Aさん⇒Bさん

「Bさん、

再来週なら大丈夫そうです。」 ← あいまいなんだけど。

A」

⑥ Bさん⇒Aさん

「Aさん、

じゃあ、3月18日(金)10時でどうですか? ← 日時の候補を示して・・・と。

B」

⑦ Aさん⇒Bさん

「Bさん、

あ、再来週って、3月21日週のことです。 ← あー、違うの?再来週とか書くから、...。

A」

・・・・

ちょっと大げさに書きましたが、こんな短いやりとりがラリーのように続くことがあります。

最初のメールで、

① Aさん⇒Bさん

「Bさん、

来週の3月10日(木)10時から予定している会議ですが、うちの課長が参加できないと言っています。
3月22日(火)~25日(金)までの10時台でリスケ可能ですか?
この4日間の10時~、であれば、課長と私が揃って出席可能です。

A」

という風に具体的に書けば、BさんからAさんへの返事1回でラリーは終わる可能性が高い。

言葉足らずだったり、抽象的だったり。

そして、相手に望む行動や自分がしたいことを明示しないから確認確認確認が発生する、ということがよくあるんですよね。

何が足りないのかかぁ、と考えてみると、相手がどう思うか、相手がどう行動するか、想像する、予測する。あるいは、やりとりしながら相手を観察する。そういことが全般に苦手なのかなぁと思ったのです。(「ITエンジニアに限ったことじゃないよ」という突っ込みはさておき)

これを一言でなんといえばいいんだろう?と何度も議論して、「察する力」としました。
(KYとか、空気読む力とか、観察力と共感力とか想像力とかたくさん出てきたのですが、「察する力」に落ち着きました)

私たち執筆者が体験したり、見聞きしたりしたITエンジニアの失敗体験をモチーフにして、「察する力を発揮した対人力」の高め方について、全30トピックの本が出来上がりました。 (執筆は、9月から開始、年末年始がピークでした)

共著者の都川信和は、私の同僚で、数年前までIT企業でITエンジニアをばりばり20年やってきた上で、講師業に転じたというキャリアの持ち主です。開発や保守の現場のエピソードをたくさん書いてくれました。もちろん、解説部分も彼の手によるものも多く、田中と都川とで何度もやり取りしながら(彼は大阪勤務、大阪在住です)、完成させました。

エピソード中心に書いた本なので、登場人物の名前が必要となり、「本に登場してもいいよ!」という方のお名前をFacebookで募りました。80か90かの苗字が集まり、それぞれを本のあちこちに登場させました。(親戚の名前とか奥様の旧姓とか色んな名前を提供していただきました)

ご協力いただき、ありがとうございました。

参考までに、以下の名前が登場します(一部紹介)。

・高橋さん
・矢吹さん
・岩田さん
・横山さん
・相原さん
・小熊さん
・須永さん
・大塚さん
・妹尾さん
・芦田さん
・立花さん
・鈴木さん
・廣澤さん
・高木さん
・開原さん
・佐野さん
・箕輪さん
・草刈さん
・佐野さん
・・・他にもあと70人くらい登場しますが、また後日。

※登場人物は、クライアント役だったり、上司に叱られる若手だったり、色々なんですが、お名前提供者が怒り出さないことを祈るばかりです^^;;

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田中淳子・都川信和 著
ITエンジニアが生き残るための「対人力」の高め方 ~あなたに足りないのは「察する力」だった!~
日経BP社
2016年3月18日発売開始 (予約受付中です)

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コメント

谷 誠之

じゅんこさん、「ITエンジニアとして生き残るための」2冊目の本を書かせていただいた、谷です。出版、おめでとうございます~。応援しています。

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