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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

本日(2016年3月18日)発売開始です:『ITエンジニアとして生き残るための「対人力」の高め方』日経BP社より

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本というのは、どういう風に出来上がるかというと。

●2014年12月ごろだあったような・・日経BP社から「本、書きませんか?」というお話が舞い込みます
●2015年2月か3月だったと思います、出版企画書を書きます(執筆者と編集者の合同で書くことが私の場合は多いです)⇒出版企画会議にかけられます、OK・NGが出ます
●NGでも、企画は練り直して再提出できます
●なんだかんだで企画が通れば、次に進みます (2015年7月ごろ?)
●出版契約書を交わします
●執筆開始します・・・というのは、ウソで、章立てレベルで詳細化します(設計)
●編集者と全体観を共有します
●執筆開始します
●うなります
●うなります
●キーボード叩き続けます
●たまに疲れてFacebookに「ふぅ~」などと書き込みます
●うなります
●現実逃避の旅に出ます
●編集者から「順調ですか?」とメールが来ます
●編集者に「鋭意努力中です」と返事します
●唸ります
●キーボード叩き続けます
●読み直します
●自分で「こりゃあかん」と思って、ごそっと数千文字を削除します
●文字数が減った...と嘆きます
●現実逃避します
●ウォーキングします
●キーボード叩きます
●ネットワーフィンします
●甥っ子の写真を眺めてほっこりします
●キーボード叩きます
●登場人物の名前が訳分からなくなってきてFacebookで「苗字募集」します
●名前をはめ込みます
●あ、イラストもいるんだった!とPowerPointを開きます
●クリップアートがなくなって不便だなぁ、と嘆きます
●しょーがないので、そこらへんの絵を使ってとにかくイラストの素を作ります←デザイナーさんがちゃんとイラスト起しをしてくださるので、ラフ案です
●原稿も書きます
●クリスマスは通り過ぎます
●お正月も通り過ぎます
●大掃除はあきらめました
●原稿を書きます
●入稿します
●編集者と議論します
●校正します(初校)
●編集者と再度細かいツメをします
●再校します
●「はじめに」と「おわりに」を書きます
●謝辞を書きます
●あ、謝辞に入れ忘れた!と書き足します
●「はじめに」と「おわりに」がほぼ同じ内容だったので、「おわりに」をほぼ書き換えます
●編集者に何もかも渡します
●じっと待ちます
●校了しました!メールが来ます
●終わった・・・・

・・・・・

●Amazonに掲載されます
●ランキングをじっと見つめます
●ランキングがどんどん落ちます
●頑張れ!と応援します、画面に向かって
●たまにランキングが上がります(これは、予約分ですよね?)

・・・・


ようやく、本日、発売でございます。

本当にありがとうございました。

よろしくお願いいたします。

ITエンジニアとして生き残るための「対人力」の高め方 ~あなたに足りないのは「察する力」だった!~』 (日経BP社)

【なぜか横を向いてしまう・・・・】

対人力.jpg

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真面目に。


ITエンジニアに限らず、コミュニケーションに置いて、相手が何を望んでこの言葉を発しているのか、など忖度することが必要だと思っています。
忖度(そんたく)力としようと思ったのですが、あまりにもマニアックな言葉なので、「察する力」としました。

これは、空気読め!というのとは違います。

こういう言葉遣いをすると、相手は理解できるだろうか? あ、専門用語だから分からないだろうな。じゃ、別の表現で。とか。

相手が言葉濁した気がするんだけど、本当に言いたいことは別にあるんじゃないか? じゃあ、質問してみよう、とか。

そういうのが「察する力を発揮した対人力」じゃないかなと思っています。

この本は、全部で30トピック、15トピックが「社外編」(開発、保守、運用などの場面で顧客や協力会社の方とどんな会話をすればよいかの具体例)、15トピックは「社内編」(プロジェクトメンバとのやり取り、部下の指導、上司への文句の言い方・・など)を解説しました。

解説部分は、特にITエンジニアでなくても普遍的な内容ですので、どの職業でも役立てていただけるかなぁと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。


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