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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

SMAP騒動に中高年の悲哀を感じた。

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SMAPがスマスマでナマの挨拶をしたそうで、TwitterのTLを追っているだけで、どんな挨拶があったのか手に取るようにわかりました。

そのことでTweet数が一時的に集中して、Twitterが落ちたとか。私も急にTwitterが固まったのに驚きました。それにしても、凄い影響力!


それはさておき。

今朝のスポーツ紙では、「SMAPの特別待遇がなくなるのでは? これまで免除?されていた年末年始のイベントとか、他のジャニーズメンバとの共演とか、そういう仕事も求められるようになってくるのでは?」などと書いてあって、

ほぉ、そりゃ、まるで、「中高年会社員のイマ」みたいだなぁ、と思ったのでした。

以前、ある出版社勤務の方とお話していたら、

「俺たちが入社したころ(80年代)は、新人には新人仕事、中堅、ベテラン、あるいは、管理職になれば、もうしない仕事ってのがあったけど、今、俺、50代だけど、20代の後輩と同じレベルの仕事までさせられている。 昔、マネージャになったら、ベテランになったら、"免除"される仕事がいっぱいあったけど、同等に扱われるんだよなぁ。もちろん、20代と違い、レベル高い仕事も増えているから、ただひたすら忙しい」

とおっしゃっていて、

おお、わかる!わかる!

と膝を100回くらい叩いてしまいました。

私も、「掃除当番」や「朝の電話番」みたいなのも回ってくるし、
私が20代の頃、35くらい以上のリーダー層がしてなかった仕事を今でもやっていたりします。(念のため、これ、文句じゃなくて)


どの企業でも多かれ少なかれそうなんじゃないかと思うのですよね。
どの会社でも、上記の出版社のような例はたくさん聞きます。


なんだか、「あれ?」という状況。

SMAPも結構いい中年で(ほとんどが不惑過ぎですよね)、会社だったら課長くらいにはなっていそうな年齢。
ここから、若手の10代20代のアイドルと同じような仕事を担当することになっていく・・・という予測(スポーツ新聞による)は、

なんとも、「中高年の悲哀」を感じさせるものがありました。

とはいえ、松田聖子さんが53歳で、まだまだ正統派アイドル風を貫いていらっしゃいますし、SMAPの皆様も中高年のためにぜひとも今後も頑張ってください!と心の底から大きなエールを送りたいと思うのであります。

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