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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

仕事が嫌になった時、「一番戻りたい時代を思い出す」といいんだそうです。

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何の本に書いてあったか忘れてしまったのだが、キャリア関連あるいはモチベーション関連の本にこんなことが書いてあった。

「仕事が嫌だぁ、行きたくない。仕事したくない。やる気上がらない。そんな風に思った時、"戻れるとしたらどの時点に戻りたいか"を考えてみるといい。"この時点に戻れたらなぁ"と思える時点にはいったい何があって、自分は何をしていて、どんな風に凄し、何を考えていたのかをよくよく思い出してみると、今の"仕事のやる気低迷"を抜け出すチャンスが得られるかもしれない」

・・・たしかこんな文章だった。

なるほど、それはいいかも。

「どの時代に戻りたいか」
と問われた時、たとえば
「そうですねぇ。25歳の時の、初めてプロジェクトに抜擢された時ですねぇ」
とか
「そうだなぁ、36歳で初海外赴任をして、そこで苦労しながらも現地の方とチームワークよく業績を上げた時かな」
などとどこかの時点を最低1つは挙げられるんじゃないかと思う。

過去の記憶は、たいていの場合、多少美化されているので、本当にそれほど素晴らしい時期だったかは今となってはよくわからないけれど、それでも、今思い出す「あの時は燃えていた」「あの時はよかった」「あの時はやる気満々だった」という状況は、今の低迷を脱却する何かしらのヒントを与えてくれるものではないだろうか。

「そうか、あの時はあんな困難にチャレンジしていたんだな、私は」
「そうそう、あの時は、今よりももっと厄介な人が大勢いる中で奮闘していたよね、俺」

と、思い出すことが、今の自分の何かを鼓舞するきっかけとなってくれる、と、そうこの本の著者は述べていた・・・と思う。

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ところで、「戻りたい」と言えば、小学生、中学生、高校生、大学生と4種類の学校の中で、どの時代に戻りたいか?と訊かれれば、一も二もなく、とにかく、高校時代だ。 中学生の頃はいじめられていたこともあったし、あ、小学生の時もいじめられたことあったし、小学生のころの先生はなんだか威張っていたし、中学は反抗期真っただ中だったし、大学生は、関係が希薄だったし、濃厚な時を過ごしたは高校3年間だった。

同窓会があると、高校のクラスメイトもたいてい「戻るなら高校時代」と言う。

・・・先日、お邪魔した企業の人事担当者がたまたま高校の同窓だと判明し、それも、1学年下で、「あらー、2年間は同じ学び舎で過ごしたんですねぇー」と盛り上がったのだけれども、彼女も「戻るなら高校時代」とおっしゃっていた。

それにしても、高校生の頃って、何があんなに楽しかったんだろうか。

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お友だちの菊入みゆきさんの本、モチベーションの専門家として数々の本を出されているのでご紹介。全部読んでます、私。

『やる気が出ないとき読む本』は、「やる気の素(=モチベータと言う)」の種類と作用の解説本。
私の「やる気の素」はこれかな?と考えながら読むといい。

『会社がイヤになった』は、年代、性別の異なる数人の主人公の「モチベーション低迷」から「モチベーション再燃」までを物語で描いたもので、「私と似ている!」という人を見つけられる人も多いと思う。 「わかるぅ」「あるある!」と思って読み進められる1冊。


 

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おかげさまで、FBページ、280いいね!まで来ました。FBからしつこく「300いいね!」を目指せ、とメッセージが出てきます(笑)。

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