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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

日本版MOOC「gacco」がなかなかよい。「ランニングのスポーツ健康科学」を受講してみた

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MOOC(Massive Open Online Courses)。

大学の授業をオンラインで無料で受講できるという仕組み。日本では、JMOOCという団体にいくつかのサービスが登録しています。
その一つが「gacco」(ガッコ)。

今期は、「ランニングのスポーツ健康科学」という全4週のプログラムを受講してみました。

立命館大の先生が登場です。Week1-2と3-4で先生は交代していました。

Week3から、専門用語だらけで、何がなんだかちーっとも分からなくなりましたが、Week1-2は、「どうやってエネルギーが消費されるか」とか「ランニング1㎞でどれだけカロリー消費するか」とか「身体の中で何が起こっているか」などを非常にわかりやすく解説していまして、ほぉ、ほぉ、ほほほぉぉぉぉと何度も目から鱗でしいた。

乳酸が疲労物質ではない!とか。

細かいことは解説しづらいので、興味ある方は、Week1-2をご覧になることをお勧めします。

登録無料です。

他にもたくさんの講座がありますので、お気に入りの授業を受けてみるとよいと思います。

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★人事、人材開発、HRD領域の方には、「インタラクティブティーチング」という授業はとてもよいです。
役者さんが出てくる実践編みたいなのは、「こんな風に講師が話せばよいのか」ということが実感できます。

★「MBA」っぽいものもいくつかあります。

経営(マネジメント)入門」も面白そうですね。受けてないですが。

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それにしても、先生によって「上手」「上手とは言えない」というのが明白で、これって、全世界に開かれているわけですから、大学教員も厳しいですねぇ。

「この先生の授業、受けてみたい!」
「この先生のいる大学に入学したい」

などと高校生や浪人生が思うかもしれない。社会人も。

一方で、

「うわ、この先生、棒読みだ。」
「何言ってんだか全然わからん」

と思わせる話し方をしていると、これ以上はいいな、と思ってしまいます。

生の講義だとそうでもないのかもしれません。カメラの前だから棒読みなのかも、ですが、それでも、印象はできてしまいますから、教員にとってのオーディション的な意味も実は持ってしまうのでしょうねぇ。タイヘンだ、大変だぁ。


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